近年、インターネットやSNSの急速な拡大で、Webマーケティングが注目されるようになりました。
それに伴い、Webマーケティング職に転職を考える方も増えてきましたが、30代や業界未経験というハードルから下記のような疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。
「30代で未経験のWebマーケティング業界へ転職は可能なの？」
30代の未経験からWebマーケティング業界へ転職することは簡単ではありません。
ですが、Web業界の現状や転職を成功させるためのコツを知ったら、30代からの転職が無理な話ではないときっと分かるでしょう。
30代未経験からWebマーケティング職に転職をするか悩まれている方は、ぜひ本記事を最後まで読み進めて、参考にしてみてください。
目次
結論：30代未経験からWebマーケティング転職は可能。ただし覚悟が必要
まず結論をお伝えすると、30代未経験からでもWebマーケティング職へ転職は「可能」です！
その理由は、近年Webマーケティングの需要は非常に高く、その需要に対してWebマーケターの数が足りていないからです。
2020年に発生した新型コロナウイルス感染症の影響で、Webサイトからの集客やWeb広告運用に力を入れる企業や個人が増えました。
もちろん経験者に入社してもらい、即戦力として活躍する人材を求めている企業もあります。
ですが、未経験者を採用し、自社の現場で働きながらレベルアップをしてもらいたいと考える企業もあるんです。
このような点からWebマーケティング未経験者でも、最低限の学習をした人であれば採用してもらえる可能性が高まります。
求人情報サイト大手のindeedで、「Webマーケティング 未経験」で検索してみると、約21,000件の求人が見つかりました。（2021年11月時点）
この求人結果から、未経験者でも採用可の求人が多く、転職の可能性があることを分かっていただけるのではないでしょうか。
ですが、30代という年齢面では求人数が少なくなるのは事実です。
企業は30代の転職者に対して、「過去の経験から即戦力で働ける人」を求める傾向にあります。
そのため転職は可能ですが、未経験という弱みを補うスキルを準備し、覚悟を持って転職に臨む必要があるでしょう。
30代未経験からでもWebマーケターになれる理由
前章で、30代未経験からWebマーケターとして転職するのは可能だが、簡単ではなく覚悟がいると説明しました。
その理由は、具体的に以下の3つです。
- Webマーケティング市場が右肩上がりで伸びている
- Web業界は人材不足で、未経験の採用が活発
- これまでの経験で得たポータブルスキルが評価される
これらを詳しく解説しますので、ぜひ読み進めてみてください。
Webマーケティング市場が右肩上がりで伸びている
転職のしやすさに影響を与える要素は、対象市場が拡大しているのか、それとも縮小しているのかという市場の動向です。
実はWebマーケティング市場は、ここ数年で飛躍的に拡大しています。
株式会社電通が、2021年2月に「2020年 日本の広告費」という調査結果を発表しているので確認してみましょう。
この調査結果によると、日本の総広告費は前年比88.8%と減少しているものの、インターネット広告費に関しては、前年比105.9%と上昇しています。
新型コロナウイルスの影響と、社会のデジタル化が加速していることが追い風となり、SNSやWebサイト上で掲載するインターネット広告の需要が高まっているようです。
Web業界は人材不足で、未経験の採用が活発
Webマーケティング市場が右肩上がりで成長していると説明しましたが、急速なデジタル化を背景にWebマーケティング業界が人材不足になっているんです。
出典：マーケティング組織の組織づくり・人材育成に関する調査｜マーケティング専門Webメディア「Agenda note」
マーケティング専門Webメディア「Agenda note」の調査によると、マーケティングのリーダー人材と現場人材の両方で不足しているという結果に。
このような人材不足の背景もあり、Web広告・Webマーケティングの転職市場が活発です。
またそうした人材不足の結果、Web業界未経験の方でも、興味があり、やる気がある人材を採用していこうと考える企業も多いでしょう。
これまでの経験で得たポータブルスキルが評価される
30代の転職では、求職者に対して「即戦力」を求める企業も少なくありません。
「即戦力」と聞くと、やはりWeb業界未経験だと転職先を探すのは難しいと感じるかもしれませんが、なにも経験者だけが「即戦力」ではありません。
20代で経験して得た仕事のスキルを即戦力スキルとして評価され、採用されるケースも多くあります。
このように業種・職種関係なく使える仕事のスキルを「ポータブルスキル（持ち運べるスキル）」と言います。
例えば、「コミュニケーションスキル」「営業スキル」「企画提案スキル」「課題分析スキル」など。
未経験からWeb業界に転職を目指すなら、これまでの経験で得たポータブルスキルを上手くアピールし、企業からの期待を得ることで、転職成功の可能性もグッと上がるでしょう。
今までの仕事の経験を振り返り、自身のポータブルスキルを一度確認してみることをおすすめします！
30代未経験からWebマーケティング職を始めるメリット
Web業界の現状とマーケター不足から、30代未経験からでも転職することは可能とお伝えしました。
しかし、今までのキャリアや積み上げてきたものを手放してまで、Webマーケティング職へ転職するメリットはあるのだろうか、と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
そこでこの章では、30代未経験からWebマーケティング職を始めるメリットをお伝えします。
多様な働き方を実現できる
Webマーケティングの仕事は、スマートフォンや、パソコン、ネット環境さえあれば完結できることが多いです。
WebサイトやSNSの運用、アクセス解析といったオンラインで完結する業務であるため、場所や時間にとらわれず自由に仕事ができます。
ですので、子育ての合間を縫って自宅で働くことも可能。
また、地方にいながら遠方のクライアントとやりとりするテレワークも実現できます。
副業や独立にも活かせる
Webマーケティングを通して習得したスキルを、SNS運用やブログ運営、YouTube運用などに活かすことができるでしょう。
顧客の購買行動を理解し、集客に関するスキルや知識を得られます。
副業で経験を積み、スキルを活かし、フリーランスとして独立を視野に入れてもいいのではないでしょうか。
パソコン一つで多様な働き方を実現できるWebマーケティングだからこそ、やり方次第で独立も可能です。
他職種・他業界へも役に立つ←ポイント
Webマーケティングのスキルは、Web業界のみならず、さまざまな職種・業界でも役に立ちます。
例えば、飲食店の集客やリピーター獲得のために、SNSやWeb広告を活用するなど。
Webマーケティングスクール「デジプロ」を運営する株式会社Hagakureがスクール受講生に、以下の調査をしています。
出典：Webマーケティングスクール受講者に関する調査を実施｜PRTIMES
調査結果から、スクールを受講した目的の6割以上が「仕事の幅を広げるため」と回答。
仕事の幅を広げたいと考えてWebマーケティングを学ぶ人が多く、また実際に学んだことを活かして、他業種・他業界で活躍している人も多くいます。
30代未経験でWebマーケティング職を始めるデメリット
前章で、30代未経験からWebマーケティング職を始めるメリットを3つ紹介しましたが、デメリットもあります。
転職に踏み切る前にデメリットも確認しておきましょう。
年収が下がる可能性が高い
Webマーケティングだけではなくどのような仕事でも、未経験職に転職をする場合は前職に比べて年収が下がる可能性が高いです。
企業の立場からすると、未経験者に高い給与を支払うことは難しいでしょう。
年収が下がることを理解して、早めにスキル習得しキャリアアップを狙いたいところですね。
転職先を決断する際には、キャリアアップの流れやマーケティング部署の仕事内容、働き方、研修制度などを確認し、年収以外で転職の決め手を見つけるとよいでしょう。
初年度は、年収が期待できなかったとしても、キャリアアップの制度がしっかりしていれば、中長期的に多くのリターンが得られますよね。
今までのキャリアが白紙になる
30代で未経験の職種・業種に転職をするので、今まで積み上げてきたキャリアが白紙になる可能性があります。
しかし、マーケティング職だけではなく、どの業種・職種においても、未経験の職種に進む場合は、キャリアを一から構築しなければなりません。
マーケティング職に転職をする際は、キャリアプランのイメージをしっかりと固めておきたいところです。
またキャリア以上に、Webマーケティング職を始める目的を意識しておくと転職に意義があります。
具体的には「3年現場で経験を積み、将来はフリーランスとして独立したい」など。
目的意識が明確になることで、さらにやる気に繋がりますよ。
Webマーケティング職に向いている人の特徴
ここまで、未経験からWebマーケティング職に転職をするメリットとデメリットを紹介しましたが、ここからは「どのような人」がWebマーケターに向いているのかについて触れていきます。
ロジカルシンキングが得意である
論理的に物事を考えられる人は、Webマーケターに向いているでしょう。
Webマーケティングは、「施策立案」「実行」「検証」「改善」「再検証」といったPDCAサイクルを回すことが重要です。
実行と検証、改善の間で「課題はどこで起きているのか」「何が原因なのか」「改善するにはどうするのか」をデータを用いて分析します。
分析をするためには、物事を論理的に考えてゴールまでの道筋を立てることが大切です。
クライアントの喜びをやりがいに感じられる
Webマーケティングは、商品やサービスを必要としているお客様に価値を届けるのが主な仕事です。
クライアントの想いや目的、目標をしっかり理解して、一緒にゴールに向かって施策を実行することになります。
最終的にクライアントが喜んでくれることにやりがいを感じられると、Webマーケターとしての成長意欲も向上するでしょう。
接客業や営業職で、お客様の喜ぶ姿にやりがいや幸せを感じる方にはおすすめです。
トレンドや最新情報に敏感になれる
Web業界は、技術進歩の速度が早く、トレンドの移り変わりも珍しくありません。
そのため、Web業界の最新情報やトレンドには常にアンテナを張り、知識とスキルをアップデートする必要があります。
最新情報や最新ツールに関して、クライアントからの質問に対応するため、日々のインプットとアウトプットを習慣化しておきたいところです。
30代未経験でのWebマーケティング転職を成功させるためのコツ
ここでは、転職を成功させるためのコツを紹介いたします。
転職の可能性を高めるためにも、ぜひ確認してみてください。
転職エージェントに登録し、サポートを受ける
転職先を見つける際にメインとなる探し方が、「転職サイトや転職エージェントを活用する」です。
どちらを活用してもいいのですが、転職を確実に成功させるためには、転職エージェントの活用をおすすめします！
実際のところ、自分で求人を探して、1件ごとに案件へ応募していると効率が低下します。
そこで転職に関するプロである転職エージェントを利用し、効率よく転職活動をしてみてはいかがでしょうか。
エージェントが自分の転職に対する希望を元に、独自のネットワークを使って、求人を紹介してくれます。
転職エージェントのなかには、「マスメディアン」のようなマーケティング・クリエイティブ系の求人に特化しているところもあります。
過去の経験を最大限に活かす
一口にWebマーケティング会社といってもさまざまな種類があり、今まで携わってきた業種、経験が役に立ちそうなWebマーケティング会社を探すことも、転職を成功させるコツの一つです。
例えば、以下のような経験値をアピールポイントとして、転職活動を進めるのもおすすめ！
- 個人のInstagramアカウントで、1万人を超えるフォロワーを獲得している
- 趣味について発信するブログを作成・運用し、毎月5万PVを獲得している
- 営業職として、社内1位の営業成績を2年連続で残している
このようにたとえWeb業界が未経験でも、過去に経験したことをアピールポイントに、業界へ転職した事例はいくつも存在します。
「そんな実績なんてあるわけない」と不安な方も多いと思いますが「ブログ運営を通して、月に5,000円ほどアフィリエイト収入を得ている」など、どんなささいなことでも強みになります。
ぜひ、あなたの強みを最大化するために、経験を洗い出してみてください。
独学またはスクールでWebマーケティングの基礎知識を身につける
Webマーケティングの業務経験がなくても、学習して基礎知識を身につけておくことをおすすめします。
そうすることで、すでに身につけた基礎内容だけではなく、自発的に学習に取り組む姿勢や、マーケティング職への興味を企業側に示すことができます。
学習の仕方は、独学か、スクールで学ぶ方法の2種類があります。
独学の場合は、書籍などを使用して学習し、学習費用を安く抑えられます。
ですが、マーケティングにおいて重要な実践的な内容は学びづらいです。
一方でスクールの場合は、マーケティングの基礎から実践的なことまで学べるので、業界未経験でも即戦力として活躍できるくらいのスキルを身につけることが可能。
しかし、学習時間の確保や教材費などがかかるため、独学をするよりも自己投資が必要です。
独学にしろスクールに通うにしろ、転職するのであれば、事前に基礎知識を学んでおくことに損はないはずです！
Webマーケティングスクールが気になった方は、Web広告を実践的に学べる、おすすめのスクールを紹介しているので、このまま読み進めてみてください。
デジプロは、超実践的なWeb広告スキルを学べるスクールです。
現役のマーケターから実践的な内容を学べる点や、手厚い転職サポートなど、充実した内容が魅力。
必要な広告プロダクトを全て網羅
デジプロはWeb広告に特化したスクールで、実際に現場で使われる広告プロダクトを網羅したカリキュラムになっています。
- リスティング広告
- Google 広告
- Yahoo!広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- ディスプレイ広告
上記の広告に関して、基礎的な内容から入稿、管理などの実践的な内容までを学べます。
未経験からWebマーケティング職に転職を考える際に、各広告プロダクトへの理解があれば、より転職に有利な状況をつくれます。
業界トップクラスの現役マーケターが講師
デジプロでは、現役で活躍するWebマーケターが講師をしてくれます。
具体的には、GMOグループで年間運用費20億円の実績者や、サイバーエージェントにてMVPを複数回受賞したコンサルタントです。
また、講師陣が生徒1人ひとりにパーソナルトレーナーとしてつき、学習を継続できるようにサポートしてくれます。
マーケティングの学習は独学でも手軽に始めやすいですが、疑問点が出たときに解決しづらく、継続的に学習するのが難しいのも事実です。
現役マーケターとして活躍し、リアルな現場を知っている人が講師を務めてくれるのは心強いでしょう。
手厚い転職サポートを提供
デジプロの魅力の一つに、手厚い転職サポートがあります。
現役で活躍するWebマーケターが、転職時の「書類添削」「面接対策」「求人紹介」を行います。
また2021年7月からは、マーケティング・クリエイティブ人材の求人に特化した転職エージェント「マスメディアン」と業務提携を実施。
デジプロで実践的なマーケティングを学び、転職を希望する場合は「マスメディアン」が提供する求人を通して、より手厚い転職サポートを受けられます。
未経験からの転職で少なからず不安を抱えていると思うので、転職サポートを活用してみるのもおすすめです！
11拠点で通学授業にも対応！（順次拡大中）
デジプロの特徴の一つに、通学可能な学習拠点を構えているという点が挙げられます。
今では全国11ヵ所、渋谷・大阪・福岡・千葉・神戸・大宮・横浜・広島・名古屋・北海道・仙台に拠点を構えています。
オンライン学習をメインとするWebマーケティングスクールが多いなかで、デジプロのように学習拠点を構えているスクールは珍しいのではないでしょうか。
対面で直接講義を受けることで、疑問点をその場で解消でき、転職後の仕事もイメージしやすくなります。
また、デジプロは学習拠点を順次拡大しているので、身近でデジプロの超実践的Web広告スキルを学べるようになる可能性があります。
