2020年以降、副業を解禁・推奨する企業が多く登場し、副業を始める人が増加しています。
一口に副業にはさまざまなジャンルがありますが、Webマーケティングも人気分野の1つ。
皆さんのなかには、「未経験からWebマーケティングの副業を始めてみたい」と考えている人もいるのではないでしょうか?
しかし、副業をするにあたって以下のような疑問を抱えている方もいるでしょう。
「そもそも、未経験からでもWebマーケティングの副業はできるの?」
「Webマーケティングの副業では、具体的にどのような業務を行うの?」
そこで本記事では、Webマーケティングの副業を始めたい人向けに、Webマーケティングの副業のメリット・デメリットや案件の種類、単価相場などを解説します。
Webマーケティングの副業を始める前に知っておきたい基礎知識をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
未経験でもWebマーケティングの副業案件はできるのか?
未経験から副業を始める人にとって最大の疑問が「本当に未経験からでも稼げるのか?」という点でしょう。
ここからは、未経験から始める副業について詳しく解説します。
結論:未経験でも可能!
結論を言うと、業界未経験からWebマーケティングの副業を始めることは可能です!
実際に、本業などで一切Webマーケティングに関わっていない人が、副業でWebマーケティングの案件を受注しているケースも多々あります。
ただ、知識が全くゼロの状態で副業を始められるわけではありません。
副業を始める際には、事前にWebマーケティングの知識や実務スキルを学習し、身につけることが求められます。
このようにWebマーケティングの副業は、未経験からでも十分始められるものの、前もって知識やスキルを習得しなければならないことを覚えておきましょう。
副業案件の獲得では「実績」が求められる
Webマーケティングの案件を獲得するには、知識だけでなく「実績」が求められます。
例えば、Web広告運用に携わった実務経験、SEOで成果を出した実績など。
実際のところ、完全に知識ゼロから挑戦できる副業案件は限られています。
そのため、実績のない状態からスタートする未経験者は、初めの案件獲得に苦労するでしょう。
未経験から副業を始める場合には、まず基礎となるWebマーケティングスキルを身につけて実績を作るところから始めなければなりません。
Webマーケティングの副業のメリット
Webマーケティングの副業は、数ある副業分野のなかでも取り組みやすいジャンルです。
ここでは、Webマーケティングの副業を始めるメリットを紹介します。
在宅・リモート案件が豊富で始めやすい
Webマーケティングの副業は在宅・リモート案件が多いので、いつ・どこでも働けるのがポイントです。
本業やプライベートの合間を活用したり、休日に集中して副業に取り組んだりと、働く場所と時間に融通を利かせられます。
ただし、場合によっては打ち合わせやミーティングなどで出社が必要なこともあるので、事前に確認をしておくとよいでしょう。
また、Webマーケティングの案件は週1日〜3日の勤務が多く、なかには土日だけ勤務する案件もあります。
本業の休日を有効活用して副業を始めたい人にはぴったりの副業です。
個人で稼ぐ力が身につく
Webマーケティングの副業を始めることで、会社に頼らず個人で稼ぐ力がつくのもメリット。
Webマーケティングの案件を通して、ITの知識からマーケティング手法、ブランディングの方法など、幅広い知識を身につけられます。
これらのスキルやノウハウを習得すれば、Webマーケターとして大きく成長できるでしょう。
また、副業を通して充実させたスキルセットは、フリーランスとしての独立や起業につなげることも可能です。
Webマーケティングのスキルと実績があることで、これからのキャリアの幅がグンと広がるでしょう。
収入アップにつながる
Webマーケティングの副業を行うことで収入源が増え、収入アップにつながる点もメリットです。
特にWebマーケティングの市場は、近年右肩上がりで成長を続けています。
そのため、Webマーケティングに詳しい人材は、業界問わずあらゆる場所で重宝されているんです。
一度Webマーケティングのスキルを習得して実績を積むことができれば、多くのクライアントから求められる市場価値の高い存在になれるでしょう。
十分な実力と実績があれば高単価な案件にも挑戦できるので、大幅な収入アップにつながります。
また、Webマーケティングの中でもWeb広告運用は、運用費の20%を手数料として継続課金されることが多く、収入アップに加えて、売り上げの安定性も確保できます。
Webマーケティングの副業のデメリット
メリットの多いWebマーケティングの副業ですが、なかにはデメリットも存在します。
いざ副業を始めてからの負担を軽減するためにも、デメリットも把握しておきましょう。
初めはなかなか案件を獲得できないことも
Webマーケティングの案件は、初めからスムーズに受注できるとは限りません。
特に業界未経験者から挑戦する場合は、思うようにクライアントワークにつながらないことも考えられます。
実際に仕事を依頼する企業側としても、知識と経験の豊富なプロに頼みたいものです。
一方、自分で行うブログ運営の場合は、初心者でも気軽に始められます。
試行錯誤を繰り返しながら運営を続けることで、ブログを収益化できるでしょう。
ブログ運営とクライアントワークのいずれにせよ、Webマーケティングの副業はすぐに稼げるものではないと認識しておきましょう。
新しい知識・ノウハウを学び続けることが必要
Webマーケティングの知識やノウハウは、数年で大幅に変化します。
実際に数年前まで使えていたノウハウが、今や古い情報となっているケースも多々あるんです。
そのためWebマーケターは、日々新しい知識をインプットすることが求められます。
学びに貪欲な人や新しい知識・ノウハウに興味のある人であれば続けられますが、学び続けるのが難しい人は苦労するかもしれません。
Webマーケターとして長く活躍するには、常に新しい知識を学習しなければならないことを頭に入れておきましょう。
Webマーケティング副業案件の種類
一口にWebマーケティングといっても、案件の種類はいくつか存在します。
ここではWebマーケターが行う案件について、業務の内容を具体的に説明します。
コンテンツマーケティング
まず1つがコンテンツマーケティングです。
コンテンツマーケティングとは、ターゲットとなるユーザーに有益なコンテンツを届けて、商品の購買やリピート購入につなげる手法のこと。
Webマーケターが手がけるコンテンツには、以下のようなものがあります。
- 文章コンテンツ(ブログ記事、ホワイトペーパーなど)
- 動画コンテンツ
- メールマガジン
- 事例コンテンツ(顧客の導入事例を紹介する資料)
Webマーケターは、数ある手法のなかから適切なものを選び、新たな顧客とリピーター獲得へ導くことが重要な任務です。
そのため、幅広いマーケティングの知識をはじめ、ユーザーのニーズを把握するためのリサーチ力や分析力が求められます。
SEO
Webマーケティングの副業案件のなかで特に多いのが、SEOの案件です。
SEOとは、検索エンジンでWebサイト・ページを上位表示させて集客につなげる施策のこと。
SEOに精通したWebマーケターは、メディア運用を通して上位表示を狙うクライアントにとって欠かせない存在です。
SEOに関する業務は、SEO記事の作成、コンテンツ設計、サイト全体の管理・運用などさまざまなフェーズに分かれています。
なかでもSEO記事の作成は、未経験からでも挑戦しやすい業務です。
未経験から副業を始める場合は、まずSEO記事の案件受注を目指してみるとよいでしょう。
Web広告運用
Web広告運用の副業は、Webサイトや検索エンジンなどのプラットフォーム上で表示される広告の入稿・管理・運用を行います。
近年、Web広告市場は急速に拡大していて、多くの企業でWeb広告を配信しています。
マーケターが扱うWeb広告の種類はさまざまで、下記がその一例です。
広告名 | 概要 |
---|---|
リスティング広告 | ユーザーが検索したワードに連動して検索エンジン(GoogleやYahoo!など)に表示される広告 |
ディスプレイ広告 | Webサイトやアプリに用意された広告枠に、画像や動画で表示させる広告 |
動画広告 | 動画を使った広告の全般 |
SNS広告 | Twitter・Facebook・InstagramなどのSNS上に掲載される広告 |
リターゲティング広告 | 過去に訪れたサイトや商品購入ページを繰り返し表示させる広告 |
Webマーケターはクライアントの要望や予算に合わせて広告を運用します。
適切な広告の種類と適切な頻度で広告を配信し、できるだけ費用対効果を高めて広告運用をするのが、Webマーケターの腕の見せ所。
配信した広告の効果を日々解析し、根気よく改善策を検討することが求められます。
SNS運用
近年、SNSマーケティングに取り組む個人・企業の増加に伴い、SNS運用の案件が増えています。
SNSマーケティングとは、InstagramやTwitter、YouTubeなどのSNSを通して集客する手法のこと。
写真やイラスト、動画などを用いて商品を紹介し、時には、ユーザーと直接コミュニケーションをとるなど、企業や商品を広く認知させます。
SNS運用では頻繁に更新することが重要であるため、アカウントの管理や情報発信が負担に感じている企業は少なくありません。
こういった企業の悩みに答え、代行して運用に取り組むのがWebマーケターです。
SNS運用の業務では、SNSの知識はもちろん、毎日欠かさず発信する粘り強さが求められるでしょう。
また、情報発信の継続だけでなく、フォロワーの属性やエンゲージメント率から、感度の高いユーザーや投稿を見極める分析力も必要です。
効果的にPDCAサイクルを回すためには、アクセス解析スキルも同時に習得することをおすすめします。
Webライティング
Webライティングは、Web上に掲載する記事を書く仕事です。
実際に執筆する文章も多岐に渡り、例えば下記のようなものを制作します。
- 企業のWebサイトに掲載するコラム記事
- ネット広告の文章
- ECサイトに掲載する文章
- LPの文章
いずれの文章であっても、記事を通して企業の認知向上や売上の増加を目的としているため、企業のマーケティング活動に大きく関わる重要な仕事です。
また、Webライティングの業務は未経験でも挑戦しやすいと言われています。
なかには記事1本から受注できる仕事もあり、受注するハードルが低いのも特徴です。
副業初心者にとっては挑戦しやすいジャンルだと言えるでしょう。
企業の魅力を分かりやすく伝える文章術や商品、サービスの魅力を最大化するセールスライティングなど、価値提供のできるライティングを目指してください。
▼副業の始め方はこちら
完全未経験からWebマーケティングの副業を始めるには?始め方や案件内容を解説【案件別】単価相場と必要なスキル
上記で紹介した通り、Webマーケティングの副業案件は種類豊富で、案件によって相場や必要なスキルが異なります。
ここからは、Webマーケティングの案件別で、単価相場と必要なスキルをご紹介します。
自分がやりたい業務を考える際の参考にしてください。
また、Webマーケティング業務の単価は個人のスキルや経歴に依存する傾向があり、スキルが高ければその分報酬も高くなります。
そのため人によっては、1件あたり月額100万円以上で依頼されることも。
これらを踏まえた上で、下記のまとめを参照してみてください。
案件 | 単価相場 | 必要なスキルや経験 |
---|---|---|
Webライティング | 文字単価0.5円〜 | ・最低限の文章スキル ・情報収集力 |
文字単価2円〜 | ・メディアの特徴に沿って文章を書き分けるスキル ・記事のジャンル・専門分野に関する詳しい知識 | |
SEOライティング | 文字単価1円〜 | ・SEOの知識 ・ターゲットに分かりやすく伝える文章スキル |
SNS運用代行 | 月額1万円〜 | ・分析力 ・トレンドに沿って素早く施策を打つ実行力 ・幅広いSNS媒体の知識 ・さまざまなユーザーとやりとりするためのコミュニケーション能力 |
リサーチ・分析、アクセス解析 | 5,000〜1万円/本 | ・リサーチ、分析力 ・解析ツールを使いこなす能力 ・解析した内容をまとめて、改善策を提案する力 |
Web広告の設定・運用 | 月額5万円〜 (広告運用費の20%または固定報酬制などさまざま) | ・Web広告の知識 ・アクセス解析ツールを使いこなすスキル ・継続力 |
SEO対策(Webサイト設計・管理) | 月額10万円〜 | ・SEO、Webマーケティング全般の知識 ・あらゆる担当者と協力するためのコミュニケーション能力 ・実行力 |
コンサルティング | 月額20万円〜 | ・Webマーケティングに関する幅広い経験と実績 ・マーケティング戦略の知識 ・分析力 ・提案力 |
Webマーケティングの副業を本業にする際に注意すべきこと
「Webマーケティングを副業から始めて、いずれは本業にしたい」と考えている人も多いのではないでしょうか?
ここでは、副業からWebマーケティング会社へ転職するケースと独立するケースに分けて、注意点や前もって検討すべきことなどを解説します。
副業から始めてWebマーケティング会社へ転職する
「副業から始めてWebマーケティング会社へ転職する」という流れは、多くの人が実践しています。
転職する前に副業を始めることで、スキルや実務力が身につき、希望の会社に入社できる確率も高まります。
副業から本業にするタイミングですが、何か1つでも実績やアピールできる経験があれば、すぐに転職活動を始めてよいでしょう。
最近は、未経験者を歓迎するWebマーケティング会社やWeb広告代理店が数多く存在します。
こういった会社へ転職して実際の業務にあたることで、効率よく自身のスキルを伸ばせるでしょう。
Webマーケティングにおいて、副業から始めて転職するという流れは比較的スムーズであると考えられます。
副業から始めて独立する
副業から始めて独立(フリーランス・起業)を目指す際には、十分な実績を積んでから独立するという流れが確実でしょう。
というのも、独立する場合はWebマーケティングのスキルだけでなく、安定して顧客を獲得するための「営業力」が必要になるからです。
さらに、税金の管理や請求書などの書類の管理といった事務作業もしなければなりません。
このように、正社員では重視されないスキルや事務的な作業が発生するので、独立ならではの苦労があることを覚えておきましょう。
とはいえ、Webマーケティングの副業から始めてフリーランスになった人は多く存在するので、今後さらに増加するキャリアの歩み方だと考えられます。
未経験者の副業にも対応!実践力に特化したWeb広告スクール「デジプロ」
「デジプロ」は、Web広告に特化したWebマーケティングスクールです。
すぐに副業案件を獲得できるよう「即戦力」となる人材の育成に力を入れています。
Webマーケターとして必要な知識を効率よく身につける手段として、スクールを活用するのも1つの手段です。
ここでは、そんなデジプロの魅力をご紹介します。
Web広告の現場で使われるプロダクトを全て網羅
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以下のような広告スキルを学ぶことができます。
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- Google 広告
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各広告プロダクトの特徴や出稿方法を習得できるので、身につけたスキルを駆使してあらゆるタイプの広告運用に携われるでしょう。
扱えるWeb広告の種類が多いほど、受注できる副業案件の幅も広がります。
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