Webマーケティングへの需要が高まり、未経験からWebマーケターを目指す方も増えてきました。
しかし、1からWebマーケティングを勉強するにあたって、以下のような悩みを持つ人もいるでしょう。
「Webマーケティングスキルを身につけるには、どのような勉強をすべき?」
「Webマーケターになるためには、どのような実践スキルを身につければいいの?」
未経験分野へ挑戦するからこそ、勉強方法を間違えて時間を無駄にはしたくないですよね。
そこでこの記事では、未経験からマーケターへの転職を考えている人に向けて、Webマーケティングの勉強方法を網羅的に解説します。
この記事をご覧いただければ、基礎から実践スキルまで身につける勉強方法が分かり、今後やるべきことが明確になります。
目次
Webマーケティングの基礎知識を身につける勉強法
ここでは、Webマーケティングの基礎知識を身につけるための、6つの勉強方法を紹介します。
各方法でメリットが違いますので、どの方法が自分に合った勉強法かをイメージしながら読み進めてみてください。
本で勉強する
勉強法の1つ目は、本で勉強する方法です。
本で勉強するメリットは、とにかくコストを抑えられること。
現在ではWebマーケターとして活躍する人が、今までの経験をもとに数々のWebマーケティング関連の書籍を出版しています。
そのため2,000円弱という低コストで、先輩Webマーケターの知識と経験を学べます。
一方で、内容が分からない際にその都度調べる必要があったり、理解ができず学習を途中で断念してしまったりする恐れがある点がデメリットです。
ですが、基礎知識を身につけるという目的で書籍を活用するのはよい方法でしょう。
【目的別】初心者がゼロから始めるWebマーケティング本10選!これで基本はOK 【まとめ】中級者・上級者向け!Webマーケティングおすすめ本11選Webサイトやブログで情報を集める
Webサイトやブログから情報を集めることも、おすすめの勉強法の1つです。
Webサイトやブログでは、執筆者がまとめた最新情報を断片的に学習できます。
また、インターネットさえ使える場所であれば、パソコンやスマートフォンからいつでもどこからでも学習できる点も魅力ですね。
ですが、Webサイトやブログは素人でも書けてしまうため、情報の信頼性に欠ける部分があります。
そのため、1つのサイトに絞って勉強するのではなく、いくつかのサイトで情報収集するとよいでしょう。
また完全初心者の場合は、Webサイトやブログは必要な知識・情報が散乱して存在しているため、うまく有効活用するのが難しく感じるかもしれません。
そのため、書籍で基礎情報をインプットしつつ、知識を深めたい分野に関してWebサイトやブログを使って学習することをおすすめします。
【マーケター解説】Webマーケティングの独学7ステップとおすすめ学習サービス!動画コンテンツで勉強する
勉強法の3つ目は、動画コンテンツを使った勉強です。
動画コンテンツは、通勤・通学の移動時間や家事の時間、隙間時間を使って、耳から学習したい人にも最適です。
時間や場所に縛られずに学習でき、移動中などに聴きながら学習できるので非常に便利です。
しかし無料動画のなかには信頼性に欠けるものもあるので、1つに頼るのではなく、さまざまな動画から学習をしてみてください。
また、動画で学ぶ場合でも、書籍などのほかの学習方法と併用しながら勉強するのがおすすめです。
Webセミナーを受ける
勉強方法の4つ目は、Webセミナーを受ける方法です。
最近ではウェビナーとも呼ばれていますが、企業や個人のWebマーケターが実施しているセミナーに参加して知識をつけることができます。
Webセミナーでは、実際にマーケターとして活躍している個人やWebマーケティング会社の話を聞けるのが魅力。
そのため、書籍やWebサイトでは得られないリアルな話を聞けたり、セミナーで出会った方と人脈を築けたりと多くのメリットがあります。
無料のセミナーもあるので、お試しで参加してみてもよいのではないでしょうか。
また、書籍やWebサイトでの勉強に慣れてきて、実際にWebマーケティングを仕事にしている人の話を聴きたい人にもおすすめです。
Webマーケティング講座を受講する
5つ目に紹介する勉強法は、Webマーケティング講座を受講する方法です。
講座と聞くと、堅苦しいイメージで身構えてしまう人もいるかもしれませんが、今では動画で簡単に講座を受けられます。
また講座にも多くの種類があり、無料のものもあるので、気軽に受講できるでしょう。
なかでも有名なのが、以下の講座です。
- Udemy
- ジッセンオンライン
上記の講座では、Webマーケティング初心者用の講座が準備されており、必要な知識を体系的に学べます。
本格的にマーケティングを学び、転職や副業にも活かしたいと考えている方は、講座の受講はおすすめです。
【マーケター解説】Webマーケティングの独学7ステップとおすすめ学習サービス!知り合いのマーケターから教えてもらう
6つ目の勉強法は、知り合いのマーケターに教師をしてもらう方法です。
この方法は、マーケターの知り合いがいないと成り立ちませんが、4つ目の勉強法で紹介したセミナーで人脈を広げ、知り合いを作ることで実現します。
マーケターから直接教えてもらう形であれば、気軽に質問したりマーケティングの話をしたりして、インプット・アウトプットにつなげることが可能です。
【マーケター解説】Webマーケティングの独学7ステップとおすすめ学習サービス!Webマーケティングの実践スキルを身につける勉強法
ここまで、Webマーケティングの勉強法を紹介しましたが、それだけではWebマーケターとして不十分です。
Webマーケティングのスキルを身につけるには、基礎的な知識だけでなく、実践的スキルも重要。
実践力をつけるには、これから紹介する6つの方法を使ってスキルを磨くことをおすすめします!
ブログを開設・運用する
実践的スキルを身につける方法として1つ目におすすめしたいのが、ブログの開設・運用です。
ブログ運用をすれば、上位記事の分析やユーザーの検索意図の分析、アクセス解析、記事のリライトなどWebマーケティングで欠かせない工程を自らの手で行います。
これらを経験することで、PDCAを回す訓練になり、Webマーケティングに必要な実践的スキルを身につけられるでしょう。
ブログの開設自体は気軽に始められるので、自分が取り組むテーマを決めて、挑戦してみてはいかがでしょうか。
アフィリエイトをする
2つ目におすすめするのが、アフィリエイトです。
アフィリエイトはWeb広告手法の1つで、自分が運営するWebサイトやブログ内にアフィリエイト広告を貼り付け、その商品・サービスが購入されることで収益が発生します。
アフィリエイト広告は、ただ広告を貼りつければ収益が出るわけではありません。
- 広告の内容
- 貼り付ける位置
- 読者目線
- 記事の導線
このようなポイントを意識した上で、戦略的に広告を掲載する必要があります。
自分の運営するブログでアフィリエイトの収益が出れば、アフィリエイトで成果を出した実績をポートフォリオにも記載できます。
SNSアカウントを運用する
3つ目の勉強法は、SNSアカウントの運用です。
SNSアカウント運用をおすすめするには、以下の理由があります。
- 無料で誰でも始められる
- ブランディングの勉強ができる
- アウトプットによって知識の定着に役立つ
- ライティング力が身につく
- ほかのマーケターや企業とつながれる
今やSNSは、マーケティングにおける集客施策やブランディングに欠かせないツールです。
自分でテーマを決めてSNS運用をすることで、ターゲットのニーズを分析する力やユーザーの反応からよりよいコンテンツを導き出す力など、さまざまなスキルが身につきます。
さらにブランディングを構築するスキルもつき、企業のSNS運用代行などの仕事にもつながるでしょう。
ライターとしてSEOライティング業務を受注
4つ目の勉強法は、ライターとしてSEOの実践的スキルを身につける方法です。
SEOは多くのマーケティング会社が力を入れている対策であるため、Webマーケターとしては必ず習得しておきたいスキルでしょう。
SEOスキルを習得するには、本や講座から学ぶ座学だけではなく、実践することが一番の近道です。
ライターとして企業から仕事を受注し、SEOライティングを実践していくと、自ずとSEOの知見が深まるでしょう。
SEOは結果が出るまでに時間がかかりますが、SEOライティングを継続するなかで「分析」「実行」「改善」「再分析」といったマーケターに必要な力も身につけられます。
またSEOの詳しい内容に関しては、次の章の「転職に必要なスキル」で解説しているので、気になる方はそのまま読み進めてみてください。
Web広告を運用する
5つ目は、実際にWeb広告を運用してみる方法です。
Web広告運用では、インターネット上の広告を通して商品・サービスが売れるよう、適切な媒体・頻度・予算で広告を配信します。
Web広告運用を実践することで、以下のようなスキルが身につきます。
- 広告枠への入札スキル
- テキストや画像などクリエイティブの作成スキル
- 効果検証や分析スキル
近年はスマートフォンやSNSの普及で、Web広告に力を入れる企業が増え、Web広告に精通したマーケターの需要が高まっています。
Web広告を扱える実務力があれば、今後Webマーケターとして重宝される人材になれるでしょう。
Webマーケティングスクールを利用する
最後に紹介するのは、Webマーケティングスクールを利用して、実践的なスキルを身につける方法です。
Webマーケティングスクールでは、実務スキルが身につくように考えられたカリキュラムで、基礎から応用まで体系的に学ぶことができます。
また、独学や自身のブログ運営と違い、マーケティングを一から教えてくれる講師がいます。
講師がいることで、疑問点を納得できるまで質問して、クリアにできますし、勉強のモチベーション維持にもつながるでしょう。
ただし、ほかの勉強法に比べてコストが高くなり、自由度も低くなります。
スクールは、自分のペースで勉強することを優先するのではなく、転職に役立つ実践的スキルを効率的に身につけたい方におすすめです。
Webマーケティング業界への転職で必要なスキル
未経験からWebマーケターとして転職やフリーランス転身を考える方が、身につけておきたい5つのスキルを解説します。
初めは5つ全てのスキルを身につけるのではなく、数種類に絞って専門性を磨くとよいでしょう。
SEO
SEOは、Search Engine Optimizationの略で「検索エンジンの最適化」という意味です。
GoogleやYahoo!といった検索エンジン上で、Webサイトの上位表示を狙い集客につなげることを目的としています。
検索結果は上位に表示されるほどユーザーが閲覧する確率は高くなり、それだけWebサイトへの集客につながる可能性が高くなります。
とはいえSEO対策は、Googleのアルゴリズムによって常にアップデートしており、「これを実践したら必ず上位表示できる!」という正解の施策はありません。
ですが、SEOの考え方やスキルが身につくことで、会社やクライアントの集客や商品認知につなげることが可能です。
Web制作
Web制作は、Web上のコンテンツを作成することで、主にWebサイト制作やアプリ制作があります。
Web制作で使われるスキルは、以下のようなものがあります。
- プログラミング
- ライティング
- デザイン
- 画像編集・動画編集
- マーケティング
- WordPress運用・管理
このようにWeb制作を行うには多くのスキルが必要で、実際の現場ではあらゆる担当者がチームで動くことが多いです。
ですので、まずはWeb制作の全体像をつかみ、そのなかで力を入れたい一部のスキルを勉強していくのがよいでしょう。
またWeb制作をするにあたって重要なのが、目的や道筋、ゴールの企画決めです。
Webマーケティングの現場では、クライアントの課題に対してWebを使ったマーケティング手法で課題解決に導きます。
課題に対する解決策を打ち出すためターゲット層、KPIやKGIを洗い出し、方向性を決め、Webコンテンツの企画・立案をします。
マーケターがただ提案するだけではなく、クライアントの悩みを聞き出し、一緒にゴールを意識した企画を考えることが大切です。
Web広告運用
Web広告は、文字通りWeb上に掲載される広告のことで、WebサイトやSNS、メールなどの媒体を活用している広告です。
あなたも、Webサイトの閲覧時やYouTubeの視聴時に表示される広告が気になり、クリックした経験はありませんか?
このようなWeb上の広告運用を、Webマーケターが手がけています。
以下、Web広告の運用・管理で具体的に行うことを挙げてみました。
- プランニング
- 媒体選定
- 入稿
- 分析
- 改善
マーケターは、会社やクライアント企業の商品やサービスをより多くの人に認知してもらい、購入につながるような施策を考えます。
Web広告を利用するメリットは、マス広告のように不特定多数へ広告を掲載するのではなく、ターゲットを絞り興味がある人に届けられること。
また、従来のマス広告に比べて掲載費用が抑えられるので、Web広告を導入している企業が増えています。
今後Webマーケターを目指す上で、Web広告運用は押さえておきたいスキルでしょう。
SNS運用
SNS運用は、SNSを活用してブランド認知や集客につなげるマーケティングのことです。
最近では、企業がSNSを活用するケースも多く、商品やサービスの認知度を高めるためにWebサイトとSNSを連動させて集客をしています。
多数の人が利用するSNSを活用することで、ユーザー分析に役立てられ、目的のターゲットにリーチしやすいというメリットがあります。
主なSNSは以下です。
- LINE
- Youtube
- TikTok
SNSによって特徴やユーザーの年齢層に違いがあるので、活用する際はターゲットユーザーをしっかりと把握しておく必要があります。
アクセス解析
アクセス解析とは、Webサイトのコンバージョン率向上など目標達成のために、数値データからユーザー行動を読み取り分析すること。
実際にWebサイト運用やWeb広告運用をする際には、PDCAサイクルを回すために、どのくらいのアクセスが集まったかを解析する必要があります。
そして、アクセス解析に欠かせないものが、Google アナリティクスなどの解析ツールです。
アクセス解析ツールを活用することで、数字からユーザー行動を分析して課題をあぶり出すことができます。
Webマーケターとして転職をする際には、業務のなかで使用する解析ツールに関する知識や操作方法を身につけておきたいところですね。
超実践Web広告スキルの習得ならデジプロへ
デジプロは、超実践的なカリキュラムでWeb広告スキルを習得できるWebマーケティングスクールです。
本記事で紹介したように、独学でも転職やフリーランス転身は可能ですが、身につくスキルは基礎的な内容にとどまることが多い傾向があります。
そこでおすすめするのが、より実践的なスキルが身につき、転職やフリーランスにもつなげられる、Webマーケティングスクールです。
デジプロでは、Web広告に特化した内容や現役のWebマーケターによる直接講義など、デジプロならではの特徴があります。
必要な広告プロダクトを全て網羅
デジプロでは、マーケティングのなかでもWeb広告に特化したカリキュラムを強みにしています。
具体的には、このような広告プロダクトを学べます。
- リスティング広告
- Google 広告
- Yahoo!広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- ディスプレイ広告 など
それぞれの広告プロダクトを基礎から応用まで、実践フローにもとづいて学習でき、データ解析や運用方法までもしっかり習得できます。
Web広告に関して、「知っている」レベルではなく、「運用できる」レベルの内容を学ぶので、転職の際も即戦力人材としてアピールできるでしょう。
現役プロのWebマーケターによる直接講義
デジプロの講師陣は、Webマーケティング業界で現役で活躍しているマーケターです。
GMOグループで年間運用費20億円の実績者や、サイバーエージェントでMVPを複数回受賞したコンサルタントなどが在籍しています。
プロのマーケターから、業界の最新情報を教えてもらえるのは、非常に心強いです。
また、講義をするだけではなく、生徒一人ひとりをサポートするパーソナルトレーナーになってくれるのもポイント。
そのため、継続的な学習のサポートを受けられたり、疑問点が浮かんだ際にはすぐに解消できたりと安心です!
充実した転職サポートが受けられる
デジプロでは、転職サポートにも力を入れており、「書類添削」「面接対策」「求人紹介」がプランのなかに組み込まれています。
また2021年7月からは、マーケティング・クリエイティブ人材の求人に特化した転職エージェント「マスメディアン」との業務提携をしました。
それにより、手厚い転職サポート、求人紹介が受けられます。
実践で活かせる専門スキルの習得から転職支援まで、デジプロは一貫したサポートが魅力です。
11拠点で通学授業にも対応!(順次拡大中)
デジプロは、通学授業に対応している教室が全国11ヵ所にあります。
現在は、渋谷・大阪・福岡・千葉・神戸・大宮・横浜・広島・名古屋・北海道・仙台、の11ヵ所で対面講義を実施しています。
Webマーケティングスクールはデジプロ以外にもありますが、その多くはパソコン1つで行うオンライン授業のみ。
オンラインだと疑問点をその場で解決できない、モチベーションの維持が難しいといったデメリットがあります。
教室に通い対面で授業を受けることで、必要な知識を効率よく学習できるでしょう。