近年著しく成長を見せているWebマーケティング業界は、キャリアプランもさまざまです。
社内での昇進はもちろん、ほかの会社へ転職したり、これまでのスキルを駆使して独立・起業したりと、あらゆるキャリアプランが考えられます。
Webマーケティングに精通した人材は市場価値が高く重宝されるため、ほかの業界でも有効なキャリアが積めるでしょう。
そこで本記事では、Webマーケティングのキャリアプランや未経験からのキャリアの始め方、キャリアアップの方法について解説します。
未経験からWebマーケターに転身する場合であっても、前もってどのようなキャリアプランがあるのか把握し、自分が歩みたいキャリアパスを考えておくことが重要です。
「新たにWebマーケターとしてのキャリアをスタートさせたい」「Webマーケターとして活躍の場を広げたい」という方は、ぜひ本記事を参考にして自身のキャリアについて考えてみてください。
目次
Webマーケティングの仕事内容
Webマーケティングの仕事は、会社の売り上げにつながるようWeb上でマーケティング施策を打つことです。
Webマーケティング施策には、大きく分けて以下3つのパートに分けられます。
施策名 | 概要 | 例 |
①集客施策 | ターゲットとなるユーザーをWebサイトに集めるための施策 | ・検索エンジンからの集客 ・Web広告からの集客 ・SNSからの集客 |
②接客施策 | Webサイトに集客し、その後の成約(商品購入・お問い合わせ)につなげるための施策 | ・LPO(ランディングページ最適化) ・EFO(入力フォーム最適化) |
③再来訪施策 | 一度Webサイトを訪問してくれた人に再度訪問してもらうための施策 | ・メールマガジンの配信 ・リターゲティング広告の配信 |
Webマーケティングでは、集客 → 接客 → 再来訪の流れがうまく作れると、徐々に売り上げが上がっていきます。
この3つの施策を軸にあらゆる戦略を練って施策を実行するのが、Webマーケターの役割です。
Webマーケティング業界のキャリアプラン
Webマーケティング業界のキャリアプランは、大きく分けて以下6つがあります。
- 社内のチームリーダー・ディレクターになる
- CMOとして総責任者を目指す
- コンサルタント業に転職する
- 副業を始めて収入源を増やす
- フリーランスとして独立する
- 起業する
それでは1つずつ見ていきましょう。
社内のチームリーダー・ディレクターになる
社内のチームリーダー・ディレクターになるのは、王道のキャリアプランです。
Web広告代理店などの会社へ入社して経験を積むと、次に見えるキャリアがチームをまとめる・指揮する役目でしょう。
入社して数年はクライアントとのやりとりや運用自体に集中しますが、リーダーを勤めるようになるとチームをまとめるマネジメント能力も求められます。
部下への指導はもちろん、チームが動きやすいよう体制を整えたり、部下と共にクライアントと面談したりもします。
さらに、運用ではなく戦略立案に関わる機会が増えるため、分析能力や立案能力なども求められるでしょう。
CMOとして総責任者を目指す
ディレクターなどのチームをまとめる役目をした後には、CMO(Chief Marketing Officer)として総責任者になるという道もあります。
CMOとは、社内のマーケティング施策全体を統括する立場のこと。
会社という組織全体をまとめる役目ですので、高度なWebマーケティングのスキルとチームマネジメントのスキルが必要です。
その両方を身につけ、着実に実績を積み上げられれば、社内での経営層への昇進も十分可能でしょう。
コンサルタント業に転職する
Webマーケターとして代理店や制作会社などで働いた後、コンサルタントに転身するというキャリアもあります。
具体的にはWebコンサルタントやSEOコンサルタントなどがありますが、いずれもWebマーケティングスキルが十分に活かせるキャリアです。
コンサルタントでは、クライアントへのヒアリング力や課題発見力、提案力なども重要視されます。
「一人ひとりの顧客にしっかりと向き合いつつ、適切な広告プランや戦略を提案したい」と考えている方は、コンサルタント業へ転身をする人が多い傾向です。
副業を始めて収入源を増やす
本業で得たスキルを上手に利用し、副業で活躍の場を広げるというキャリアもあります。
実際にプロWebマーケターのなかには、副業として個人ブログを運用したり、SEOコンサルとして活動したりして、本業よりも稼いでいるという人も少なくありません。
副業によって収入源を増やすことはもちろん、新たな実績を積めたり、別ジャンルのマーケティング業務に挑戦できたりと、活躍の幅が広がります。
在宅でできるWebマーケティングの副業案件は多々あるので、ぜひ挑戦してみてください。
Webマーケティングの副業まとめ!案件の種類や単価相場、必要なスキルを解説フリーランスとして独立する
ある程度会社で経験を積み、Webマーケティングスキルを身につけたら、フリーランスとして独立するのもおすすめです。
フリーランスは、個人の裁量でマーケティング施策を実行でき、また時間や場所にとらわれず仕事ができるというメリットがあります。
また、会社勤めと異なり、自分の実力次第で収入が大幅アップできる可能性を秘めている点も魅力でしょう。
Webマーケティング業務をフリーランス個人に外注する企業も増えてきているので、独立というキャリアプランも1つの選択肢でしょう。
Webマーケティングでフリーランスになる方法とは?年収や案件内容を解説起業する
Webマーケターとしてのこれまでのキャリアを活かして起業するという道もあります。
Webマーケティングは幅広いビジネス展開ができ、かつパソコン1台で事業を始められるので、起業に向いている業種です。
例えば、以下のような起業スタイルがあります。
- Webマーケターとしてコンサルティングサービスを提供
- 運用代行サービスを提供
- Webサービスの立ち上げ
起業する場合は、ただWebマーケティングスキルが高いだけでなく、コミュニケーション力や営業力なども求められます。
会社に勤めているときから先を見据え、幅広いスキルや経験を積む必要があるでしょう。
Webマーケティングで起業する3つの方法。必要なスキルや戦略を解説【未経験者向け】Webマーケターのキャリアの始め方
人材不足であるWebマーケティング業界は、未経験からの転職・仕事獲得も比較的やりやすい業界です。
未経験者がWebマーケターとしてのキャリアを始める場合、以下の手順で実践してみてください。
- スキルを身につける
- 自分でWebサイト運用を始める
- Web系の会社に就職する
- 社内のWebマーケティング担当に所属する
スキルを身につける
まずは、Webマーケティングのスキルを習得しましょう。
需要が高いとして知られるWebマーケティング業界ですが、完全に知識ゼロの状態では、仕事を獲得したり転職したりするのも困難です。
今や書籍・Webサイト、動画コンテンツなど、さまざまな手法でスキルを身につけられるので、うまく活用しつつ知識をインプットするとよいでしょう。
なかでもおすすめしたい学習方法は、Webマーケティングスクールの活用です。
Webマーケティングスクールであれば、プロのマーケターから効率よく知識・スキルを学習できます。
自分でWebサイト運用を始める
ある程度スキルを習得したら、自分でWebサイト運用を始めてみましょう。
Webマーケティング業界では、知識ではなく実務力が評価されるため、いかに実務で成果を出せるかがポイントです。
Webサイト運用は自分で簡単に始められるので、スキル習得と並行して実践しましょう。
また、SNS運用やWeb広告運用なども、自分で簡単に始められる手法です。
自分でいろいろな手法を試しつつ実務力をつけていくと、その後の案件受注や転職での大きな武器となります。
Web系の会社に就職する
ある程度スキルを習得したら、Web制作会社や広告代理店などに就職し、マーケターとしてのキャリアをスタートさせましょう。
Web系の会社に就職すれば、会社側のノウハウや経験を学びながらスキルアップできるのがメリットです。
会社の業務を通じてさまざまなマーケティング施策に携わり、自分自身のスキルを磨いていきましょう。
社内のWebマーケティング担当に所属する
社内にマーケティング部などがある場合は、異動を申し出る・あるいは兼任するという方法もあります。
社内のマーケティング担当になる場合、自らが裁量を持ってさまざまなWebマーケティング施策に実践できるのが魅力。
会社で扱う商品やサービスについて自分自身が深く知っているからこそ、これまでの業務経験を活かしてマーケティング施策を実行できるでしょう。
Webマーケティング業界でのキャリアアップ方法
Webマーケティング業界のキャリアは選択肢が幅広いものの、ただ流れに沿って業務をこなすだけではキャリアアップできません。
ここからは、Webマーケターとしてのキャリアを確実に築いていきたい方向けに、キャリアアップの方法・コツを紹介します。
先輩Webマーケターのノウハウを習得する
現場で確実に使えるノウハウを習得するためにも、先輩Webマーケターから学びましょう。
さまざまな書籍やWebサイトなどを使って学習もできますが、現場のことを最も理解している先輩マーケターから学ぶことこそ、即戦力としての活躍につながりやすいです。
一緒に働く先輩Webマーケターからしっかりノウハウを盗み、自身のスキルアップにつなげてください。
常に最新の情報をキャッチアップする
Webマーケターとして長く活躍したいなら、常に最新の情報をキャッチアップするよう心がけてください。
Webマーケティングで必要になるスキルは、短期間で大きく変化します。
そのため、数年前まで当たり前だった施策が、今や古いものになっているケースも少なくありません。
また、時代の変化やトレンド的にも、今はSNSや動画マーケティングに注目が集まっており、その経験・実績があると非常に強いと言われています。
このようにWebマーケティング業界は変化が激しいからこそ、常に最新情報に耳を傾けながら、時代に合わせたスキルを身につけていくことが必要になるでしょう。
自らWebサイトを運用し実績を積み上げる
Webマーケターとしてキャリアを広げるためにも、業界内で学んだスキルを活かして、個人としての実績を積み上げるようにしてください。
実際にWebマーケターは、副業としてブログ運用をしていたり、SEOコンサルとして活躍していたりと、個人のスキルを伸ばしている人が数多く存在します。
本業とは別で個人としての実績を積み上げることで、次のステップであるフリーランスとしての独立や起業というキャリアを意識できるようになります。
より高いスキルを保有するプロから学ぶ
高いスキルを保有するプロマーケターから学ぶと、スキルアップに効率よくつながります。
例えば、以下のような場でプロから学ぶことが可能です。
- トップマーケター主催のセミナー
- 企業主催のマーケティング講座
- Webマーケティングスクール
こういった場も活用しつつ、自分のスキルアップにつなげていくとよいでしょう。
Webマーケティングの知識と実務力を習得できるスクール「デジプロ」
デジプロは、超実践的なカリキュラムでWeb広告スキルを習得できるWebマーケティングスクールです。
未経験からWebマーケターとしてのキャリアをスタートさせたい場合、まずは最低限の知識やスキルを習得する必要があります。
そこでおすすめするのが、より実践的なスキルが身につき、転職やフリーランスといった将来的なキャリアにもつなげられるWebマーケティングスクールの活用です。
デジプロには、Web広告に特化した内容や現役のWebマーケターによる直接講義など、本スクールならではの特徴があります。
必要な広告プロダクトを全て網羅
デジプロでは、マーケティングのなかでもWeb広告に特化したカリキュラムを強みにしています。
具体的には、このような広告プロダクトを学べます。
- リスティング広告
- Google 広告
- Yahoo!広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- ディスプレイ広告 など
それぞれの広告プロダクトを基礎から応用まで、実践フローにもとづいて学習でき、データ解析や運用方法までも確実に習得できます。
Web広告を「知っている」レベルではなく、「運用できる」レベルまで習得できるので、転職の際も即戦力人材としてアピールできるでしょう。
現役プロのWebマーケターによる直接講義
デジプロの講師陣は、Webマーケティング業界で現役で活躍しているマーケターです。
GMOグループで年間運用費20億円の実績者や、サイバーエージェントでMVPを複数回受賞したコンサルタントなどが在籍しています。
また、こういったプロ現役マーケターが講義するだけではなく、生徒一人ひとりをサポートするパーソナルトレーナーになってくれるのもポイント。
継続的な学習支援を受けられたり、疑問点が浮かんだ際にはすぐに解消できたりと、安心のサポートが受けられます。
充実した転職サポートが受けられる
デジプロでは、学習を支援するだけでなく、その後の転職サポートにも力を入れています。
2021年7月にはマーケティング・クリエイティブ人材の求人に特化した転職エージェント「マスメディアン」との業務提携をし、より手厚い転職サポートが受けられるようになりました。
書類添削や面接対策、求人紹介など、受講者が最後まで安心できるようなサポートを用意しています。
このようにデジプロは、実践で活かせる専門スキルの習得から転職支援まで、一貫してサポートする点が魅力です。
11拠点で通学授業にも対応!(順次拡大中)
デジプロはオンライン授業だけでなく、通学授業に対応している教室が全国11ヵ所にあり、この数は業界最多数です!
現在は渋谷・大阪・福岡・千葉・神戸・大宮・横浜・広島・名古屋・北海道・仙台で、対面講義を実施しています。
Webマーケティングスクールはデジプロ以外にもありますが、その多くはパソコン1つで行うオンライン授業のみ。
オンラインだと疑問点をその場で解決できない、モチベーションの維持が難しいといったデメリットがあります。
教室に通い対面で授業を受けることで、必要な知識を効率よく学習できるでしょう。