Webマーケティングの仕事は、キーワード選定やデータ解析、リサーチなど多岐にわたります。
このような幅広いWebマーケターの業務を効率化するのが「Webマーケティングツール」です。
しかし、以下のように考えている方も多いのではないでしょうか。
「これからマーケティング業界を目指すので、業務効率を高められるツールを知っておきたい」
「日々変化するWebマーケティング業界の最新手法をツールで手軽に取り入れたい」
Webマーケティング関連のツールは数多くありますが、初めは各ツールの特徴・用途も理解しづらく、何を選べばよいのか分からないですよね。
そこで本記事では、Webマーケティングの業務効率を改善するツールをジャンルごとに紹介します。
本記事を最後までお読みいただくと、Webマーケティングに役立つツールの特徴や活用法を把握でき、実際の仕事にも活用していただけるでしょう。
目次
【一覧】Webマーケティングに役立つツール24選
Webマーケティングに役立つツール24選を、特徴やメリット、コストなどを踏まえて解説します。
まずは、表でジャンル別に分かりやすくまとめました。
次章から、ジャンル別に各ツールの詳細を解説していますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
ツール名 | ジャンル | 概要 | コスト |
---|---|---|---|
1.Google アナリティクス | データ解析 | GoogleのWebサイト解析ツール。 Webサイト訪問後のユーザー動向を分析できる。 | 無料 |
2.AIアナリスト | データ解析 | AIが自動でアクセス解析を行い、改善点を提案。 | 無料と有料 |
3.Google サーチコンソール | データ解析 | GoogleのWebサイト管理ツール。 Webサイト訪問までのユーザー動向を分析・改善できる。 | 無料 |
4.SimilarWeb | データ解析 | 競合サイトのアクセス状況分析ツール。 | 無料と有料 |
5.キーワードプランナー | SEO | Googleが提供するキーワード抽出ツール。 | 無料 |
6.SEOチェキ! | SEO | SEOに関する情報を一括で確認できるツール。 | 無料 |
7.GRC | SEO | 検索順位のチェックツール。 | 無料 |
8.ahrefs | SEO | 被リンク分析ができるツール。 | 有料 |
9.keywordmap | SEO | SEOの流入対策ができるツール。 | 有料 |
10.Buffer | SNS | 複数のSNSアカウントに対して予約投稿ができるツール。 | 無料と有料 |
11.Social Insight | SNS | SNS運用を効率化するための分析や運用ができるツール。 | 有料 |
12.comnico Marketing Suite | SNS | SNS運用の業務効率を改善し、安定的なサポートができるツール。 | 有料 |
13.Hootsuite | SNS | SNSアカウント管理ツール。 | 有料 |
14.Google トレンド | 情報収集 | 世界中の最新トレンドを調べられるツール。 | 無料 |
15.ミルトーク | 情報収集 | 消費者の意見やアイディアを収集できるツール。 | 無料と有料 |
16.マクロミル | 情報収集 | 高品質・スピーディーな市場調査で、マーケティング課題を解決するツール。 | 有料 |
17.ミエルカヒートマップ | ヒートマップ | ユーザー行動を見える化できる、国産ヒートマップツール。 | 無料と有料 |
18.User Heat | ヒートマップ | ヒートマップ解析ツール。 | 無料 |
19.Ptengine | ヒートマップ | アクセス解析とヒートマップを1つにしたツール。 | 無料と有料 |
20.PageSpeed Insights | サイト改善 | ページの表示速度計測ツール。 | 無料 |
21.ONI Tsukkomi(鬼ツッコミ) | サイト改善 | ユーザーからWebサイトに対して「ツッコミ」をもらえるツール。 数値分析からでは分からない、リアルな本音を把握できる。 | 有料 |
22.ミエルカ | サイト改善 | AIを使いコンテンツの課題を見える化するツール。 | 無料と有料 |
23.Google オプティマイズ | ABテスト | Googleが提供するABテストツール。 Google アナリティクスと連携。 | 無料 |
24.Kaizen Platform | ABテスト | ABテストの結果から、グロースハッカーが最適な改善案を提案してくれるツール。 | 有料 |
データ解析ツール
データ解析ツールとは、Webサイトが持つ数値結果を分析し、改善に役立てられるツールです。
Webマーケティングでは、データから仮説を立てて実行・分析するといった、PDCAサイクルを回してゴールに向かいます。
そのなかで、データ解析ツールは業務効率改善に一役買ってくれるでしょう。
ここでは、4つの解析ツールを紹介します。
Google アナリティクス
Google アナリティクスは、Googleが提供するWebサイト解析ツールで、サイト訪問者がどのような行動をとったのかが分かるツールです。
ツールを活用することで、Webサイトに訪れたユーザーの行動を把握でき、以下のような分析に活かせます。
- ユーザー属性の把握
- どのページで離脱したのか
- どのページが注目されているか
- AとB、どちらのLPがよりアクセスを集めているか など
Google アナリティクスを使うメリットは、Webサイト・Web広告配信の改善に必要なデータがこのツールで収集できる点です。
さらに利用料は無料で、課金制でもないので、登録さえすれば自由に使うことが可能。
ただし、Googleアカウントがないと利用できないので、持っていない人は最初に登録しておきましょう。
AIアナリスト
出典:AIアナリスト
AIアナリストは、株式会社WACULが提供する、AIを使ったWebサイト分析ツールです。
AIが自動でWebサイトを分析し、改善に必要な重要ポイントを教えてくれます。
以下に、AIアナリストの特徴をまとめました。
- 35,000サイトを分析したデータ根拠をもとに改善ポイントを提案
- Google アナリティクスと連携して使用
Google アナリティクスでは、表示されたデータをもとに、自分で分析・改善ポイントを出さなければなりません。
ですが、AIアナリティクスでは自動で分析・改善ポイントの提案するので、作業効率が高まるでしょう。
AIアナリストの費用には、無料プランと有料プランの2つがあります。
無料プランでは「人工知能の提案」と「解析レポート」を確認でき、AIの提案方針とサイトの数値レポートまで確認可能です。
無料プランを使用してみて、人工知能の提案が役立ちそうと感じたら、有料プランへ変更してみるのがよいでしょう。
Google サーチコンソール
Google サーチコンソールは、掲載順位や検索ワードを確認する、サイト管理ツールです。
このツールでは、以下の内容を確認できます。
- Googleのインデックスに登録できる(※インデックスに登録とは、検索エンジンのデータベース上にWebサイトを登録することです。)
- サイト上の問題を検出してくれる
- どのような検索ワードで、ユーザーがアクセスしているか確認できる
- 表示回数やクリック率を確認できる
- サイト内のページに対して、貼られているリンクを知ることができる
先に解説したGoogle アナリティクスに対して、Google サーチコンソールは、ユーザーがWebサイトにたどり着くまでの数値をもとに分析と改善を行うツールです。
こちらもGoogle アナリティクスと同様、無料で利用可能です。
Google サーチコンソールはSEO対策に欠かせない解析ツールですので、ぜひ導入してみましょう。
SimilarWeb
出典:SimilarWeb
SimilarWebは、競合サイトのアクセス状況を確認・解析できるツール。
マーケティングをする上で、自己サイトの分析は大切ですが、競合サイトの分析も重要です。
URLを入力するだけで、簡単に競合他社のWebサイトやアプリの情報を確認できるのが、SimilarWebのメリットでしょう。
SimilarWebを使うことで、競合他社サイトがどのように・どこからアクセスを集めているかを把握でき、自社サイト改善へのヒントを得られます。
料金プランは、無料プランとエンタープライズプランがあります。
有料プランだと、最大3年分の競合サイトの分析データを見れたり、コンバージョンのブランドや製品レベルまで把握できたりと、詳細な情報が入手可能です。
SEOツール
SEOは、Googleなどの検索結果に上位表示させて認知や集客につなげるのが目的です。
ここでは、SEO対策を効率化するためのツール5つを紹介します。
キーワードプランナー
出典:キーワードプランナー
キーワードプランナーとは、Googleが提供する、キーワード抽出ツールです。
Google 広告を使用する人向けに用意されたツールですが、Webコンテンツ作成やSEO記事作成にも幅広く役立ちます。
キーワードプランナーでは、どのようなキーワードで、月間どれくらいの検索数(ボリューム)なのか、といった指標を確認できます。
キーワードの検索数を知ることで、どのキーワードで上位表示を目指すのかを検討でき、SEO記事の内容に活かせます。
キーワードプランナーも、ほかのGoogleが提供するツールと同じで、無料で利用可能です。
SEOチェキ!
出典:SEOチェキ!
SEOチェキは、Webサイトの検索順位を上げるために必要な、SEO状況を確認できるツールです。
本ツールのトップページにあるURL入力窓に、対象WebサイトのURLを入力すると、結果をすぐに確認できます。
SEOチェキでは、以下のような項目をチェックできます。
- GoogleとYahoo!における各ページの検索順位
- サイトの発リンク数
- キーワードの出現頻度
- 最終更新日時
- ファイルサイズ
- サイトの読込時間 など
これらのデータを活用することで、検索順位を上げるための情報を得られ、効率よくSEOの改善を行えます。
無料で使えるツールなので、SEOを仕事にしようと考えている人はぜひ活用したいツールの一つですね。
GRC
出典:GRC
GRCとは、無料で使える検索順位チェックツールのことです。
GRC内にURLやサイト名を登録しておけば、簡単に検索順位を確認できます。(キーワードは20個まで無料で使用可能)。
当日の順位はもちろんのこと、過去の順位変化もグラフでチェックできます。
検索エンジンGoogle・Yahoo・Bingにおけるそれぞれの順位をグラフで把握できるので、これまでの推移が分かりやすい点がGRCのメリットです。
また実施したSEO対策をメモ機能を使って記録しておけるので、グラフの推移と照らし合わせながら、なぜ順位が変わったかを推測できるでしょう。
ahrefs
出典:ahrefs
ahrefs(エイチレフス)は、シンガポールに本社があり、世界中で60万人以上が導入するSEO分析ツールです。
ahrefsでできることの一部が、以下の内容です。
- 自社サイト・競合サイトの被リンク分析
- 想定流入キーワードの把握
- SNSで話題になっているコンテンツの調査
- Webサイト分析から課題の発見
- まだ流入していないキーワードから新しいコンテンツを検討
またahrefsの強みの一つとして、被リンクのデータ量と被リンク分析力があります。
料金プランは、「ライト」「スタンダード」「アドバンスド」「エージェンシー」の4種類があり、全て有料でのサービス提供です。
いきなり有料プランは抵抗を感じる方もいますが、ahrefsは7日間$7の有償トライアルから始められます。
keywordmap
出典:keywordmap
keywordmapは、株式会社CINCが運営する、SEOの流入対策ができるツールです。
自然検索からの流入や広告運用に関する課題を明確にしてくれ、根拠のある施策を提示してくれます。
SEOサイトや記事制作者が時間を割く仕事の1つに、ユーザーの検索意図や興味関心を考える作業があります。
この作業に多くの時間をとられることで悩んでいるマーケターが多いですが、keywordmapではこのような分析作業を効率化してくれるでしょう。
keywordmapの料金プランには、「ライト」「スタンダード」「エキスパート」の3種類があり、使用する機能によって変わります。
7日間の無料プランも用意されているので、お試し感覚で使用してみるのもおすすめです。
SNSツール
SNSツールは、Webマーケティングに欠かせない、SNS運用を効率化できるツールです。
ここでは、4つのSNSツールを紹介します。
Buffer
出典:Buffer
Bufferは、SNSの予約投稿ができるツールです。
SNS運用代行をしたり、集客手段としてSNSを活用したりする企業は、同時に複数のアカウントを扱うことも多く、投稿だけでもかなりの時間と手間がかかります。
そこで、Bufferの予約投稿機能やアカウント分析機能を活用すれば、SNSマーケティングの業務効率を改善してくれるでしょう。
料金プランは、無料と有料の2種類がありますが、無料の内容でも十分に活用できます。
複数のSNSアカウントを同時に扱っている人や企業には、とても役立つツールでしょう。
Social Insight
Social Insightは、SNS業務を効率化するための分析や運用ができるツールです。
複数のSNSアカウントを同時に予約投稿でき、自社SNSと競合SNSを比較、またアカウント分析をすることも可能。
FacebookやTwitterなどの主要なSNSに対応しており、2,600万以上という日本最大規模のアカウントデータを蓄積しているのがSocial Insightの強みです。
料金プランは、「ビジネス版」と「エンタープライズ版」の2種類が用意されています。
できるだけSNSアカウント運用の作業を自動化したい人におすすめのツールです。
comnico Marketing Suite
comnico Marketing Suite(コムニコ マーケティングスイート)は、企業のSNS運用の業務効率を改善し、安定的な運用サポートをできるように開発されたクラウドツールです。
このツールでは、SNS運用に欠かせない以下の作業をサポートしてくれます。
- 投稿の予約や管理
- 自社と他社のアカウント分析
- ユーザー動向の分析
料金プランは、初期費用10万円と月額費用5万円が基本料金です。
そのほかに、オプションという形で「ユーザー分析」や「アカウントの追加」などがあり、各々のSNS運用状況に合わせて、サポート内容を追加できる仕組みです。
14日間の無料トライアルがあるので、まずはそちらを利用してみてください。
Hootsuite
出典:Hootsuite
Hootsuiteは、カナダに本社を置く会社が提供する、SNSアカウントを管理するツールです。
こちらのツールには、投稿予約やアカウント分析だけでなく、直接ヒントをもらえるチャット機能があるのがポイント。
SNSを活用する企業は、業務効率改善のために活用したいツールでしょう。
メインサイトは英語ですが、日本語にも対応しているので、安心して利用できます。
料金プランは、4つの有料プランと無料プランがあります。
気になる方は無料プランから始めるか、有料プランの30日間無料トライアルから利用してみましょう。
情報収集・リサーチツール
マーケティング業務において大切な仕事の一つに、リサーチがあります。
マーケターは、商品やサービスをさまざまな方法を用いて消費者に認知してもらい、売れる仕組みを作るのが仕事です。
ですので、消費者の市場リサーチは、マーケティングを成功させる上でとても重要な作業です。
ここでは、そんなリサーチを効率化できる3つのツールを紹介します。
Google トレンド
出典:Google トレンド
Google トレンドは、世界中の検索トレンドがチェックできる無料のツールです。
Google トレンドからわかることは、以下の通りです。
- 世界中の検索トレンド
- 最近の急上昇ワード
- 期間での人気動向
- 地域での人気動向
- 関連トピック
- 関連キーワード
対象キーワードが、1年を通してどのタイミングで一番検索されているかを確認できるので、トレンドが大切なマーケターにとって必須のツールでしょう。
トレンドの調査は、世界中のメディアやニュース、SNSなどに目を通さないといけない膨大な業務量です。
Google トレンドであれば、その業務も1つのページで完結してしまいます。
ミルトーク
出典:ミルトーク
ミルトークは、Webサイトのターゲットとなる生活者からの、気づきやアイディアを集められるツールです。
ツール内にある「トークルーム」や「きいてミル」を使うことで、参加者に質問をして、意見や悩みを聞くことができ、コンテンツ作成のヒントを得られます。
ミルトークは以下のような場面で活用できます。
- 新商品開発
- サービス改善
- タイムリーな情報収集
このツールのメリットは、実際の消費者の声を聞くことで、社内で出てこない想定外の気づきやアイディアを得られることです。
料金プランは、「無料プラン」「ベーシックプラン」「プレミアムプラン」の3種類。
無料プランでは、コメント閲覧数が限定されるなど使えない機能も多いですが、お試しで使えるのは嬉しいですね。
エンドユーザーに向けて、商品開発やサービス開発を担当するマーケターの方におすすめのツールです。
マクロミル
出典:マクロミル
マクロミルは、市場調査やデータコンサルティングを提供し、クライアントのマーケティング課題を解決するツールです。
高品質・スピーディーな市場調査を提供していて、年間3万件、取引社数4千社を超えるリサーチ実績を誇ります。
マクロミルは日本国内のみならず、東南アジアや欧米など21ヵ国に50拠点を展開しており、グローバルでマーケティング課題に取り組んでいます。
インターネットリサーチやグローバルリサーチ、データベースリサーチなど9つのリサーチサービスを提供。
こちらのツールを活用すれば、手間のかかる情報収集や調査をプロに委託でき、作業負担を軽減できます。
料金は、サービスにより違うので、見積もりを依頼するのがベストでしょう。
ヒートマップツール
ここで紹介するのは、ヒートマップツール3つです。
ヒートマップツールとは、ユーザーのマウスの動きを視覚的に分かりやすく表示するツールのことです。
このツールを使うことで、Webサイト上でユーザーがどのような動きをしているか把握でき、サイト構築に役立ちます。
ミエルカヒートマップ
出典:ミエルカヒートマップ
ミエルカヒートマップは、ユーザー行動を見える化できるヒートマップツールです。
料金プランは、「無料」「ミニマム」「ビジネス」「ファースト」「エキスパート」「スーパー」の5種類が用意されています。
ミエルカヒートマップでは、以下の3機能を使いユーザーの行動を見える化しています。
- 熟読エリアの可視化
- 終了エリアの可視化
- クリック位置の可視化
このようにユーザー行動を見える化することで、マーケティング初心者でもWebサイトやアプリのUI/UXの改善が可能。
またこのツールは、赤色・緑色・青色といった直感的にわかる「色」を使いユーザー行動を可視化しているので、誰でも簡単に扱えるでしょう。
User Heat
出典:User Heat
User Heatは、無料で使えるヒートマップ解析ツールです。
このツールでは、以下5種類のヒートマップを利用できます。
- 熟読エリア
- 終了エリア
- クリックエリア
- マウスムーブ
- 離脱エリア
色を使ってこのような観点を分かりやすく表示し、誰でもヒートマップを解析できるように作られています。
新規登録することで、月間30万PVまで無料で利用可能。
気軽にヒートマップツールを導入してみたい方におすすめのツールです。
Ptengine
出典:Ptengine
Ptengineは、アクセス解析とヒートマップを1つにしたツールです。
1つのツールで、Webサイトのパフォーマンス改善につながるデータを得られるので、魅力を最大限に引き出すことに役立ちます。
また、複数のツールをまたがず、アクセス解析やヒートマップをまとめて行いたい人にもおすすめです。
料金プランは「Free」「Growth」「Premium」の3種類が用意されています。
サイトのパフォーマンスを向上させたい人は、ぜひ導入を検討してみてください。
サイト改善
ここで紹介するのは、サイトの現状把握や検証、分析に役立つ、3つのサイト改善ツールです。
PageSpeed Insights
PageSpeed Insightsは、サイト速度を分析できる無料ツールです。
速度を確認したいWebサイトのURLを入力するだけで、自動でパフォーマンス分析し、さまざまな指標ごとに総合点が出されます。
また「適切なサイズの画像」や「使用していないJavaScriptの削除」などの改善できる項目を提示してくれたり、短縮できるページの読み込み時間を教えてくれたりします。
Webサイトの表示速度はユーザーの離脱や検索順位にも関わる内容ですので、Webサイト改善を仕事にするマーケターには必須のツールでしょう。
ONI Tsukkomi(鬼ツッコミ)
出典:ONI Tsukkomi
ONI Tsukkomiは、Webサイトに対してユーザーが感じていることを「ツッコミ」という形で指摘してもらえるツールです。
実際にサイトを閲覧するユーザーが書き込むので、リアルな声を聞けて、改善に役立てることが可能。
Webマーケティングの世界では、結果からの数値データをもとに仮説を立てて、改善案を実行することが多いです。
ですが、このツールを使うことで仮説ではなく、ユーザーの本音が手にとるように分かります。
有料プランしかありませんが、ユーザーの実際の声をサービスに反映したい人にはおすすめのツールです。
ミエルカ
出典:ミエルカ
ミエルカは、AIの力を使ってSEOやコンテンツの課題を見える化するツールです。
このツールを使うことで、以下のようなことを可視化できます。
- 上位表示を狙うために必要なヒント
- 競合サイトへの流入キーワード
- 狙いたいキーワードの検索市場の大きさ
- 検索ユーザーの知りたいこと
- コピーチェック
ミエルカを使用することで、Webサイトの持つ総合的な課題を把握でき、改善案を立てられます。
コンテンツやSEOの課題を発見してくれるツールを探している人におすすめです。
料金プランは有料ですが、最初は無料トライアルから始められるようになっています。
ABテストツール
最後に紹介するマーケティングツールは、ABテストツールです。
ABテストとは、2つ以上のWebサイトのテキストやUIを比べ、どちらがより多くのクリック率やコンバージョンを得られるかを検証すること。
ここでは、多くのマーケターが使用するABテストツールを2つ紹介します。
Google オプティマイズ
Google オプティマイズは、Googleが提供するABテストツールです。
このツールを使うことで、ユーザーを引きつけるパターンを確認でき、改善策の検討につなげられます。
Google アナリティクスと連携することで、Webサイトデータを収集し問題発見に役立てています。
無料で使えるABテストツールを探している人におすすめです。
Kaizen Platform
Kaizen Platformは、UI/UXといった顧客体験を向上させ、結果の出るWebサイトを作ることを目的としているマーケティングツールです。
普通のABテストツールは、検証後の結果から自分たちで改善案を導き出しますが、こちらのツールではグロースハッカーが改善案の作成を代行してくれます。
そのため、効果的かつ確実な改善案を導き出せるでしょう。
有料ツールですが、効率的に結果を求めたい人や改善案を自社で出すのが難しい方にはおすすめのツールです。
ツールの活用法も学べる、超実践Web広告スキルの習得ならデジプロへ
デジプロは、実践で使えるWeb広告スキルを学べる、Webマーケティングスクールです。
Web広告を正しく運用する上で必要な、各種ツールの操作方法や広告運用の知識を学べます。
Webマーケティング未経験者だけではなく、マーケターとして働いている人もスキルアップできるスクールです。
デジプロは、マーケティングのなかでもWeb広告に特化したカリキュラムが特徴的!
具体的には、このような広告プロダクトを学べます。
- リスティング広告
- Google 広告
- Yahoo!広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- ディスプレイ広告 など
それぞれの広告プロダクトを基礎から応用まで、実践フローにもとづいて学習できます。
また本記事で紹介したツール「Google アナリティクス」の活用もカリキュラムに入っているので、データ解析を実践を通して学ぶことが可能。
Google アナリティクスのようなデータ分析ツールの活用は、Webマーケティングにおいて基本的なスキルです。
未経験者のように、これからマーケターを目指す人はぜひとも習得しておきたいスキルの一つですね。
Webマーケターに必要なツールの使い方や実践スキルを、スクールにてプロから直接学ぶことも視野に入れてみてください。