Web広告運用で副業は可能なのか?副業プラットフォームも紹介

副業

近年の急速なインターネットの普及により、Web広告業界の規模は日々拡大しています。

こういった流れのなかで、以下のように考えている人も多いのではないでしょうか?

副業でWeb広告運用の業務をしてみたい

Web広告運用を受注したいけど、何から始めてよいのかが分からない

まず結論を言うと、Web広告運用の業務を副業で行うことは可能です。

実際に、在宅やリモートでできる案件が年々増加している影響で、副業での広告運用業務がやりやすくなっています。

そこで本記事では、Web広告運用の仕事を副業で行いたい人向けに、Web広告市場の動向や働く上で必要なスキル、副業を始める具体的な手順について紹介します。

また、Web広告運用の副業案件を探せるプラットフォームも紹介するので、副業を開始する上での参考にしてみてください。

Web広告運用で副業が可能な理由について

副業

Web広告運用が副業でも可能な理由は、以下の4つです。

  • Web広告市場が拡大し続けている
  • Web広告の転職市場が活発である
  • 広告代理店へ依頼すると費用を圧迫する
  • 在宅案件が増加している

それでは1つずつ解説します。

Web広告市場が拡大し続けている

近年、Web広告の市場は急速に拡大を続けています。

「2020年 日本の広告費」|株式会社電通

出典:「2020年 日本の広告費」|株式会社電通

上記の画像は、株式会社電通が2018〜2020年における広告費の推移を、媒体別でまとめたものです。

マスコミ四媒体とプロモーションメディアでは、広告費や広告全体の構成比が低下しているのに対し、インターネット広告だけ急速に拡大しています。

また2019年には、インターネット広告費の全体構成比がマスコミの中心であるテレビ広告費を抜いたことも、大きな時代の変化です。

世界の広告費成長率予測(2020~2022)|株式会社電通

出典:世界の広告費成長率予測(2020~2022)|株式会社電通

上の表は、全世界における媒体別の広告シェア率を予測したものです。

予測によると、2021年には世界の総広告費に占めるデジタル広告費の媒体別シェアが、50.0%に到達するとされています。

デジタル広告のなかでも、ソーシャルメディア広告、検索連動型広告、動画広告の3種が大きく成長する見込みです。

このような予測からも、インターネット広告市場は今後さらに成長を続けていくと考えられます。

「Web広告を使って集客したい」「Web広告運用を外注したい」といった企業も増加するでしょう。

Web広告の転職市場が活発である

人材不足や急速なデジタル化を背景に、転職市場の動きも活発です。

転職求人倍率レポート(2021年7月)|doda

出典:転職求人倍率レポート(2021年7月)|doda

上のグラフは、業種別の転職求人倍率(求職者1人あたりの求人数)を示したものです。

Web広告を含むIT・通信業界に注目すると、ほかの業種と比べて圧倒的に求人数が多いことが分かります。

2020年には、新型コロナウイルス感染症の流行により求人数が減ったものの、その後すぐに求人数が増加しました。

このように転職市場の動向からも、今後さらにWeb広告人材の需要が高まると予想されます。

広告代理店へ依頼すると費用を圧迫する

企業側としては、Web広告運用を広告代理店に依頼すると、どうしても費用を圧迫してしまう点がデメリットです。

大手企業であれば広告の予算を確保できますが、中小企業だと多額を広告費に回すのは気が引けるでしょう。

そこで選択肢として登場したのが、副業やフリーランスにWeb広告運用を委託するスタイルです。

副業やフリーランスへの外注は、広告代理店に比べて圧倒的に予算をカットすることができます。

このように、予算を抑えて広告運用を依頼したいという企業が増えていることから、副業で広告運用をしたい人の追い風となっています。

在宅・リモート案件の増加

最近のWeb広告運用の案件は、副業やフリーランスでも応募できるよう、リモート・在宅で完結するものが増えています。

Web広告運用の仕事は、時間や場所にとらわれないため、パソコンとインターネット環境さえあればOK。

クライアントとの打ち合わせをリモートで行えば、あとは自分のペースで仕事ができます。

また、働き方改革や新型コロナウイルス感染症の影響でテレワークが推奨されていることもあり、今後も在宅・リモート案件の増加が予想されます。

このように自由度の高い働き方ができる点も、Web広告運用が副業に向いている大きな要因でしょう。

Web広告運用の副業に求められるスキル

デスクワークをしている女性

Web広告運用の副業では、さまざまなスキルが求められます。

ここでは、Web広告運用の仕事を受注するにあたって、必要になる経験や求められるスキルレベルについて解説します。

基礎的な広告設定スキル

Web広告運用では、基礎的な広告設定のスキルは欠かせません。

クライアントの業界や扱うサービスによって取り扱う広告プロダクトが異なるため、種類ごとの設定スキルが求められるでしょう。

定番の広告プロダクトは、以下の通りです。

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • Google 広告
  • Yahoo!広告
  • SNS広告

幅広いクライアントの要望に答えるためにも、最低でも上記の広告を扱う基礎スキルが必要です。

また、広告のターゲティングやキーワード設定、オプションの設定などを行うための知識も求められます。

分析スキル

適切なWeb広告運用をするには、物事を客観的に分析するスキルが重要です。

まずは、クライアントに広告プランを提案する上で、掲載する商品の特徴やターゲットの詳細、競合商品の分析が欠かせません。

そして、Web広告運用を開始した後でも、以下のような数値を分析して、広告の効果を判断する必要があります。

  • クリック率:CTR(Click Through Rate)
  • クリック単価:CPC(Cost Per Click)
  • コンバージョン数:CV(Conversion)
  • コンバージョン率:CVR(Conversion Rate)

これらのデータを分析し、目標以上の結果が出ていれば、その広告運用を継続します。

一方で、目標を下回る結果であれば、広告運用の方法を見直す必要があるでしょう。

広告デザインや文章の変更、キーワードの見直し、予算の調節などを行い、費用対効果の高い広告運用を目指します。

Web広告で効果を発揮できるかどうかは、運用者の分析力で左右されるといっても過言ではありません。

継続スキル

Web広告運用の仕事は、広告を配信して終わりではありません。

日々データを確認しながら、広告配信の効果検証を継続していくことが大切です。

広告運用では、少し前までうまくいっていた運用方法・施策も、競合やトレンドの影響ですぐに効果がなくなってしまうケースもよくあります。

そのため広告運用担当者には、日々継続して運用方法を見直し、よりよい施策を模索していく粘り強さが求められるでしょう。

クライアントの業界を理解するスキル

Web広告運用をするためには、クライアントの業界を理解するスキルも欠かせません。

Web広告の運用方法は、業界の動向によっても左右されます。

そのため、業界の特徴や今の動きを徹底して把握し、よりよい施策を考えることが大切です。

特に副業の場合は、対面でのやりとりが少ないからこそ、扱う商品・サービスやクライアントの要望を徹底して把握する必要があるでしょう。

市場のリサーチスキル

Web広告を扱う際は、市場のリサーチスキルも必要です。

Web広告アカウントを構築する段階から運用中まで、どの段階においてもリサーチが欠かせません。

ターゲットの詳細や競合の商品・サービス、業界のトレンドなどを調べ、最善の広告配信を検討していきます。

市場のリサーチ結果を反映させることで、より効果的な運用方法を見つけ出せるでしょう。

コミュニケーションスキル

業務をスムーズに行うためには、コミュニケーションスキルが欠かせません。

実際に業務を依頼するクライアントは、広告運用スキルと同等にコミュニケーション力を重視しています。

求人を見ても「レスポンスが早い人」「コミュニケーション能力がある人」と掲載している募集が多い傾向です。

クライアントとのミーティングをはじめ、日々のチャット等でのやりとりでも、円滑なコミュニケーションが求められます。

相手の意図を汲み取ったり、無駄なコミュニケーションコストを増やさないようまとめて連絡したりと、工夫が必要でしょう。

このように、非対面でのやりとりをスムーズに行って信頼関係を築くためには、コミュニケーションスキルが不可欠です。

アクセス解析ツールの設定や解析スキル

Web広告運用では、日常的に解析ツールを使って広告配信の効果を分析します。

そのため、アクセス解析ツールを使いこなすスキルは必須でしょう。

アクセス解析ツールとしては、Google アナリティクスや広告効果測定プラットフォームである「AD EBiS®︎」が定番です。

これらのツールからCTRやCPC、CVなどのデータを取得して、広告配信の現状を分析し、改善策を検討していきます。

GoogleタグマネージャーやYahoo!タグマネージャーの設定スキル

GoogleやYahoo!のタグマネージャーを設定するスキルも必要です。

タグマネージャーとは、GoogleやYahoo!が提供しているタグマネジメントツールのこと。

タグマネージャーを利用することで、一括でタグを管理でき、タグの更新や削除をスムーズに行えます。

今やほとんどの広告運用で利用されているので、運用をスムーズに行うためにも設定スキルを身につけておく必要があります。

Web広告運用の副業を開始するには?

ここからは、実際に広告運用で副業を開始するための方法・手順を解説します。

スキルを習得する

まずは、Web広告運用に必要なスキルを習得します。

広告運用の基礎的なスキルから、解析ツールを使って扱うスキルまで、最低限必要なスキルを学びましょう。

Web広告運用のスキル取得は、独学でも可能です。

しかし、書籍学習や講座では基礎学習にとどまるケースが多く、実務フローまで学ぶことができません。

実務スキルをきちんと身につけたいなら、Webマーケティングスクールの受講をおすすめします。

Webマーケティングスクールで必要な技術を学ぶことで、即効性のあるスキルを身につけられるでしょう。

実績を積む

基礎スキルを身につけただけでは、すぐに副業を開始するのは難しいでしょう。

副業の案件を見てみると、なかには未経験可の募集案件もありますが、広告運用の実務歴や実績が必要な案件の方が多い傾向です。

そのため、まずはどのような経路でもよいので実績を積むことをおすすめします。

広告運用を担当できるWebマーケティング会社へ転職する、あるいは広告出稿で困っている知人をサポートするなど、実績を積み上げてみましょう。

このような実績があれば、依頼する企業側も安心して業務を任せられます。

副業案件へ応募する

これまで積み上げた実績をアピールしつつ、副業案件に応募します。

Web広告運用の業界は、市場が急速に拡大し人材不足が続いているため、案件自体も数多く存在します。

副業案件が揃うプラットフォームなどを活用して、案件を探してみましょう。

Web広告の副業におすすめのプラットフォーム

Web広告の副業案件を紹介してくれるプラットフォームを4つご紹介します

  • シューマツワーカー
  • KAIKOKU(カイコク)
  • Workship
  • プロの副業

それでは1つずつ見ていきましょう。

シューマツワーカー

シューマツワーカー

出典:シューマツワーカー

シューマツワーカーは、業界トップクラスの実績を持つ、副業求人紹介・サポートサービスです。

30,000人以上の登録者を持ち、案件の90%以上がリモートワーク案件

Webデザイナーやエンジニア、Webマーケター向けの案件が数多く揃っています。

最低の稼働時間が週10時間で、給料10万円以上が1つの基準となっているため、本業をやりながらも本格的に副業を行いたい人におすすめです。

無料登録後はヒアリングを実施し、自分に合った案件を紹介してくれます。

さらに副業案件が決まった後にも、キックオフミーティングの支援や税理士による相談など、万全のサポート体制が用意されている点もポイントです。

KAIKOKU(カイコク)

KAIKOKU(カイコク)

出典:KAIKOKU(カイコク)

KAIKOKUは、Webマーケティングの仕事を中心とした、マーケターとデザイナー向けの副業・転職マッチングサービスです。

登録者は7003人(2021年10月時点)で、マーケターが選ぶ復業・転職マッチングサービスNo.1の実績を誇ります。

KAIKOKUでは、事前にスキルを入力することで報酬や年収目安が算出できる診断や、オンラインで事務局との面談を行います。

自分で案件を探すだけでなく、自分の持つスキルや面談内容を元におすすめの案件が届くため、効率よく自分に合った仕事を見つけられるでしょう。

また、税金や契約のこともすべてサポートしてくれるので、副業で分からないことがあっても安心です。

副業でWebマーケティング業務を受注したい人におすすめのサービスです。

Workship

Workship

出典:Workship

Workshipは、副業やフリーランス向けの求人を扱うマッチングサービスです。

案件を探す人と依頼する企業が、お互い「気になる」ボタンを押すと、メッセージのやりとりができるようになります。

Workshipに掲載されている案件は、週に1〜3回・土日のみ・リモート案件など幅広く、さまざまな働き方が実現できる仕事が揃っています。

また「10月2週目の土日だけ」といった単発のプロジェクトもあり、気軽に応募できるのもメリットです。

賠償責任保険の無料付帯やトラブル相談窓口も用意されているため、初めての副業でも安心でしょう。

プロの副業

プロの副業

出典:プロの副業

プロの副業は、プロフェッショナルスキルを持つ副業人材向けの求人紹介サービスです。

ほかのサービスと異なる点は、ただ「お金稼ぎをしたい」という人向けではなく、キャリアと収入アップを目指すプロフェッショナルな人材に特化しているところ。

実際の求人内容も、30代以上のハイレベルなマーケター向け案件が多い傾向です。

そのため、ある程度の実務経験とスキルを持ち合わせた、中級者以上の実力が必要になるでしょう。

副業をサブの仕事として捉えることなく、副業を通してさらに自分のスキルに磨きをかけたい人におすすめのサービスです。

Web広告運用の副業なら実務レベルのスキルを習得できる「デジプロ」へ

デジプロ

「デジプロ」は、株式会社Hagakureが運営する超実践的なデジタル広告スクールです。

副業案件にも対応していて、すぐに活躍できる即戦力人材の育成に力を入れています。

広告プロダクトを網羅しているため副業案件も対応可

デジプロでは、Web広告運用で使用する広告プロダクトを完全に網羅。

以下のような広告スキルを学ぶことができます。

  • リスティング広告
  • Google 広告
  • Yahoo広告
  • Facebook
  • Instagram広告
  • Twitter広告
  • ディスプレイ広告 など

講座では、基礎知識だけでなく実際の広告運用まで体験するため、実務フローに基づいた専門的スキルを習得可能。

各広告プロダクトの特徴や出稿方法を理解できるので、副業でさまざまな広告タイプの運用をするときにも役立ちます。

デジプロにてあらゆるWeb広告を習得しておけば、幅広い広告媒体のなかから適切な施策を検討できるでしょう。

業界トップクラスの現役マーケターが講師

デジプロの講師陣は、教育専門の研修を受けた、現役のマーケターで構成されています。

GMOグループで年間運用費20億円を誇る実績者や、サイバーエージェントにてMVPを複数回受賞したコンサルタントなど、実績はトップクラス。

このような実績あるマーケターが、生徒一人ひとりにパーソナルトレーナーとして寄り添い、継続的に学習できるように進捗サポートします。

完全未経験からの受講生に対しても、分かりやすく1から説明し、ささいなつまずきでも丁寧に対応。

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転職エージェント「マスメディアン」と業務提携

2021年7月28日、デジプロはマーケティング職種に特化した転職支援で豊富な実績を誇る転職エージェント「マスメディアン」と業務提携しました。

エージェントと連携することで生まれた幅広いネットワークを用いて、受講生や卒業生に手厚い転職支援サービスを提供しています。

未経験からWeb広告業務の受注を考えている人は、いきなり副業案件に挑戦するのではなく、まずWeb広告業界に転職してから副業に移行するのも1つの手です。

応募書類の添削や面接対策、求人紹介などを行っているので、ぜひこちらも活用してみてください。

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