Web広告は、今や私たちの生活に溶け込み、SNSやWebサイト内などあらゆる場所で見かけるようになりました。
企業でもWeb広告運用のできる新たな人材を確保したり、入稿や分析をフリーランスへ委託したりと、Web広告運用に力を入れる企業が増えています。
このようなWeb広告業界の需要拡大に伴い、Web広告運用のフリーランスとして転身を考える人も多いのではないでしょうか。
実際にWeb広告運用の業務は、在宅やリモートででき、さらにフリーランスへの外注も当たり前になりつつあるため、フリーランスに追い風の傾向です。
そこで本記事では、今後Web広告業界でフリーランスとして働くことを目指す人に向けて、Web広告運用の仕事内容や仕事の見つけ方、必要なスキルなどについて詳しくご紹介します。
また記事の最後では、完全未経験からWeb広告業界へフリーランスとして転身を成功させる方法として、Webマーケティングスクールも紹介しています。
気になる方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
Web広告運用者としてフリーランスになることは可能!
結論からお伝えすると、Web広告運用担当としてフリーランスで独立することは可能です。
その理由が、以下のようなWeb広告業界の現状にあります。
- Web広告市場が急成長している
- Web広告運用経験者の需要が拡大している
- 在宅・リモート案件が増加している
上記の理由について、より詳しい内容を解説します。
Web広告市場が急成長中である
近年、多くの企業でWeb広告の需要が高まっており、Web広告市場全体としても急成長しています。
以下は、広告大手の電通が調査した「インターネット広告媒体費総額の推移」です。
こちらを見てわかるように、インターネット広告の媒体費用は2016年から年々増加しています。
また電通は、2020年における日本の広告費についても詳しく調査・分析しています。
こちらの調査によると、2020年から流行した新型コロナウイルス感染症により、マス広告を含む日本の総広告費は、前年比88.8%になりました。
しかし、あらゆる広告のうちインターネット広告だけは2.2兆円の市場規模となり、前年比も105%以上という結果になりました。
デジタル技術の発展・SNSの普及・インターネットの拡大・新型コロナウイルス感染症などのさまざまな要因が影響し、Web広告市場は今後もさらに発展する見通しです。
Web広告運用経験者の需要が拡大
Web広告市場が急成長を続けていることで、Web広告運用者の需要が拡大しています。
特にWeb広告の実務経験者は、企業にとって非常に貴重な人材です。
実際のところ、Web広告運用に取り組んでいるものの、企業内のノウハウ・人材不足で成果が出せていない企業も少なくありません。
このようなノウハウ不足で困っている企業が今後も増えると予測されるので、さらにWeb広告運用者の需要が高まるだろうと考えられます。
在宅・リモート案件が増加している
Web広告運用の仕事が在宅・リモートで完結できる案件が増えている点も、フリーランスにとって追い風となっています。
Web広告運用の仕事はパソコン1台あればできることが多く、場所に縛られない働き方を実現できます。
クライアントワークがメインとなるWeb広告運用ですが、ミーティングや日々の進捗報告、結果共有などもオンラインで完結し、対面で行うことは少ないです。
このように在宅やリモートでできるWeb広告の仕事が増えているのは、フリーランス転身を目指す人の後押しになるでしょう。
Web広告運用フリーランスの仕事内容
ここでは、Web広告運用を専門とするフリーランスの仕事内容を紹介します。
これからWeb広告運用を仕事にしようと考えている人は、作業手順をイメージをしながら読み進めてみてください。
プラニング
Web広告でまず行うのが、「どのような内容にするのか」「どれくらいの予算を使うのか」「どこに掲載するのか」といった計画を立てるプランニングです。
プランニングで目的やターゲットが定まらないと、誰にも届かない広告になり失敗する可能性が高まります。
取り扱う商品やターゲット、競合他社といったあらゆる情報を加味した上で、掲載媒体や広告の予算を決定します。
アカウント作成
プランニングにて広告内容やターゲット、掲載媒体、予算を決めたら、次は各広告プロダクトのアカウントを作成します。
アカウントは、Google 広告、Yahoo!広告といった広告の種類ごとで異なるので、それぞれの媒体の手順に従ってアカウントを作成すればOKです。
Web広告の出稿
アカウントを作成したら、次はいよいよWeb広告の出稿です。
Web広告を出すにあたって、まずは出稿するキーワードを選定したり、広告に掲載する文章を決定したりして、出稿の準備を行います。
また必要に応じて、あらかじめGoogle アナリティクスやGoogle タグマネージャーと連携しておくことをおすすめします。
これらのツールを使うことで、広告運用の数値分析や改善に役立てることが可能です。
広告効果の測定
広告効果の測定は、Web広告運用者にとって重要な仕事です。
Web広告は出稿したらそれで終わりではなく、出稿した広告配信の状況を日々分析して、費用対効果の高い広告配信を目指します。
具体的には、以下のようなデータを検証・分析します。
例:
- 広告表示回数
- クリック率
- コンバージョン率
データを読み取る力や数値から分析し仮説を立てる力も、Web広告運用者には必要です。
Webマーケティングでフリーランスになる方法とは?年収や案件内容を解説Web広告フリーランスの案件相場
Web広告フリーランスの案件相場は、「インハウス支援」「広告代理店経由」「直案件」など案件内容によって異なります。
それを踏まえて、企業との直案件であれば「広告運用金額の10〜20%の手数料」や「固定金額で10〜20万円」などの柔軟な料金設定です。
また都市部や地方、リモートワーク型や常駐型など、働く場所や働き方によっても相場が変わります。
フリーランスであれば仕事量・スキルによって、収入も大きく変わるので、企業でWeb広告運用者として務めるよりも大きく稼ぐことも可能でしょう。
Web広告の仕事の見つけ方
いざフリーランスになったらどのように仕事を見つけるのか、不安を抱える人も多いでしょう。
ここでは、フリーランスのWeb広告運用者として案件獲得方法を3つ紹介します。
クラウドソーシングで探す
フリーランスの案件探しの定番とも言えるのが、クラウドソーシングです。
クラウドソーシングは、仕事を依頼したい企業・個人と仕事を受注したい人をマッチングさせるプラットフォームのこと。
利用者が多いクラウドソーシングには、ランサーズやクラウドワークスがあり、簡単な利用登録とプロフィール設定で、気軽に案件を探すことが可能です。
注意点としては、ポートフォリオのような実績を証明できるものがなければ、仕事獲得が難しい点です。
しかし、未経験からでも挑戦できる案件が揃っているので、まずはどのような案件が掲載されているのかチェックしてみるとよいでしょう。
フリーランス専用エージェントで紹介を受ける
エージェントというと転職エージェントのイメージが強いですが、フリーランス専門のエージェントに登録をして、企業案件を紹介してもらうことも可能です。
エージェントを利用することで、希望の働き方や場所、報酬などをエージェント側に相談できるので、仕事を受注した後に企業とのミスマッチは起こりづらいでしょう。
また企業にとっても、エージェント側と求める人材のすり合わせができるので、企業側とフリーランス側のお互いにとってメリットがあります。
フリーランスとして独立したばかりでも、エージェントを活用することで、案件獲得できないという不安が軽減されるでしょう。
ブログやSNSで探す
最後に紹介するのは、ブログやSNSを使って案件を探し自分で営業をかける方法です。
フリーランスでWeb広告運用の仕事をする人は、自身のブログや仕事用SNSアカウントを運用している人が多くいます。
ブログやSNSで自分のポートフォリオを掲載することで、クライアントに営業をかけた際に自分の実績を確認してもらえます。
例えば、駆け出しフリーランスのときはクラウドソーシングやエージェントを使い、実績が蓄積されてきたらブログやSNSを活用して営業をかけるのもよいでしょう。
ブログやSNS経由で案件を獲得する上で注意しておきたいことは、仲介役がいないということです。
働き方や報酬、仕事内容など全てを自分で交渉しなくてはならないので、1つひとつに責任を持ってやりとりをする必要があります。
Web広告のフリーランスに必要なスキル
具体的に、Web広告フリーランスとして活躍するには、どのようなスキルが必要なのでしょうか。
ここでは、Web広告運用をするフリーランスとして必要なスキル3つを紹介します。
Web広告運用全般の知識・実務力
まずは、Web広告運用に関する知識と実際にWeb広告運用を行うための実務力が必要になります。
フリーランスになると、自分の力だけで仕事を受注する必要があるため、仕事を依頼するクライアントが信頼できるだけの広告全般の知識とスキルが欠かせません。
入稿の仕方・予算設定・データの読み方・分析・改善などの実践的なスキルは、広告運用の仕事を全うする上で必須の能力です。
基礎的な知識にとどまらず、実務を支えるスキルもしっかりと身につけておく必要があります。
自己マネジメント力
自己マネジメント力とは、自分自身を管理する能力です。
フリーランスになると、会社のように指示を出してくれたり、ミスをカバーしてくれたりする上司や同僚はいません。
またWeb広告運用の業務は、リモートワークが基本です。
そのため、自分のスケジュール管理はもちろんのこと、クライアントからの指示を待つのではなく、自分で行動できる人材が好まれます。
業務の時間配分はもちろんのこと、体調面なども管理できる力が必要です。
営業力
フリーランスは自分の力で案件を獲得し、報酬などの待遇面を交渉するので、営業力が必要となります。
Web広告に関する知識や実務力が高くても、実際に仕事を取れなければそれらのスキルを活用できません。
クラウドソーシング・エージェント・ブログ・SNSなど、どの方法で案件を探すとしても営業力が求められます。
直接対面する機会が少ないWeb広告運用者ですが、自分で提案を送る際やチャット、メールでのやりとりでは、クライアントの立場に立って考えることが大切です。
「クライアントのニーズを読み取り、自分ならどのような価値をクライアントに提供できるのか。」
トーク力ではなく、相手を思いやる気持ちを全面に出すと、営業もうまくいくでしょう。
Web広告フリーランスに!すぐに使える実践力を習得するスクール「デジプロ」
未経験からフリーランスのWeb広告運用者を目指すのであれば、学習や転職へのサポート体制がしっかりしているマーケティングスクールがおすすめ。
そこで、実践的なカリキュラムでWeb広告を学べるスクールの「デジプロ」を紹介します。
必要な広告プロダクトを全て網羅
デジプロは、Web広告に特化したカリキュラムを強みにしています。
具体的には、このような広告プロダクトを学べます。
- リスティング広告
- Google 広告
- Yahoo!広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- ディスプレイ広告 など
それぞれの広告プロダクトを基礎から応用まで、実践フローに基づいて学習でき、データ解析や運用方法までもしっかり習得できます。
どれもフリーランスのWeb広告運用者として働く上で必須のスキルを学べるので、実際に仕事へ応募するときにアピールできるでしょう。
業界トップクラスの現役マーケターがあなたのパーソナルトレーナーに
デジプロで講師を務めるのは、現役で活躍するWebマーケターです。
GMOグループで年間運用費20億円の実績者や、サイバーエージェントにてMVPを複数回受賞したコンサルタントが講師を務めています。
このような現役のトップマーケターから教えてもらうことで、広告業界の最新情報を知れたり、実際に現場で使える考え方を学べたりできます。
また、講師陣が生徒1人ひとりのパーソナルトレーナーとして、受講中には全力サポートしてくれるので学習に行き詰まったときも安心です。
継続的に学習できるように進捗確認や疑問点の解消などをしてくれるので、独学では難しいモチベーションの維持ができるでしょう。
「独学に自信がないな」と感じる人は、パーソナルトレーナーがつくデジプロを受講することをおすすめします。
11拠点で通学授業にも対応!(順次拡大中)
デジプロは、通学可能な学習拠点を全国に構えているのも特徴です。
現在、全国11ヵ所、渋谷・大阪・福岡・千葉・神戸・大宮・横浜・広島・名古屋・北海道・仙台に拠点を構え、受講生のサポートを行っています。
オンライン学習をメインとするWebマーケティングスクールが多いなかで、デジプロのように学習拠点を構えているスクールは貴重な存在です。
通学することで、身近でプロマーケターの講義内容を聞け、その場で疑問点の解消や、転職後の仕事のイメージをしやすいです。