インターネットの急速な普及により、Web広告の運用に注力する会社が増加しています。
Web広告にはさまざまな種類があり、豊富な選択肢のなかから自社に合った広告タイプで配信できる点も、Web広告が選ばれる要因でしょう。
しかし、「Web広告にはどのような種類があり、自社に適した広告がどれかが分からない」と悩む人もいるのではないでしょうか。
実際のところ、各広告の特徴と宣伝したい商品との相性がないと効果が得られないため、Web広告の出稿先を慎重に選ぶ必要があります。
そこで本記事では、12種類のWeb広告の特徴や課金制度について分かりやすく解説します。
さらに、Web広告のメリットやデメリットも合わせて紹介するので、導入を決める際の参考にしてみてください。
目次
Web広告とは
Web広告とは、インターネット上のサイトやサービスに掲載される広告のこと。
GoogleやYahoo!などの検索結果やWebサイト内、アプリ、SNS、動画など、Web上に存在するあらゆる広告は、すべてWeb広告にあたります。
デジタル広告、インターネット広告、オンライン広告などと呼ばれることもあります。
Web広告市場が成長している理由
近年、Web広告の注目度が高まっている理由は、市場が急速に拡大を続けているからです。
下の図は、株式会社電通が2018〜2020年における広告費の推移を媒体別でまとめたものです。
2019年の広告構成比に注目すると、インターネット広告費の全体構成比がこれまで広告の中心であったテレビ広告費を追い抜き、最も高い値となりました。
マスコミ四媒体とプロモーションメディアの広告費は低下傾向であるのに対し、インターネット広告だけは急速に拡大しています。
また、2020年の新型コロナウイルス感染症の流行により広告出稿の減少の影響を受けたものの、インターネット広告はいち早い回復を見せ、前年比が105.9%となりました。
これらの要因も、新型コロナウイルス感染症の流行によってリモート化・デジタル化の動きが高まったことが考えられます。
さらに株式会社電通は、今後のWeb広告市場の予測もしています。
出典:世界の広告費成長率予測(2020~2022)|株式会社電通
上の表は、全世界における媒体別の広告シェア率を予測したものです。
この予測によると、2021年に世界の総広告費に占めるデジタル広告費の媒体別シェアが、50.0%に到達するとされています。
デジタル広告のなかでも、ソーシャルメディア広告、検索連動型広告、動画広告の3種が大きく成長する見込みです。
このような予測からも、インターネット広告市場は今後さらに規模を拡大していくだろうと考えられます。
Web広告導入のメリット
なぜここまでWeb広告に注目が高まっているのでしょうか。
ここからは、現在注目を集めている理由の裏付けとなる、Web広告のメリットを6つ紹介します。
費用をおさえて出稿できる
Web広告は、マスメディア広告や新聞広告よりも圧倒的にコストをおさえて出稿できます。
マスメディア広告や新聞広告では、そもそも広告枠を確保するのに費用がかかり、広告の効果関係なしに料金が発生します。
しかしWeb広告は、課金制度がさまざまです。
クリック課金型の場合は、広告を表示するだけではお金は一切かからず、ユーザーが広告をクリックしたときに初めて料金が発生します。
また、予算の上限を設定して、決めた金額を超えることのないよう掲載を調節することも可能です。
このように、Web広告には課金タイプが種類豊富に存在し、比較的費用をおさえて広告運用を行うことができます。
詳細なターゲティングが可能
Web広告では、ターゲットを細かく絞って配信できるのがメリットです。
ユーザーの年齢や居住地、興味のある内容などを設定して、その人だけに広告を表示させることができます。
また、SNS広告では家族構成や職種を設定できたり、リスティング広告ではある特定のキーワードを検索した人だけに設定できたりと、絞り込みの観点も幅広く存在します。
一方のマスメディア広告や屋外広告では、ターゲットを絞って配信することはできず、商品にまったく興味のないだろうユーザーにまで表示されてしまうのがデメリット。
このようにWeb広告では、ターゲットを絞り込んで、広告を届けたい人だけに効率よく配信できる点がメリットでしょう。
マス広告と違い効果測定も容易
Web広告では、広告配信の効果測定も容易です。
新聞・テレビ・雑誌・ラジオの4媒体を指すマス広告は、何人が広告を見て、何人が広告から商品やサービスを購入したかなどの数値を測定しづらいです。
しかしWeb広告なら、解析ツールを活用することで、広告の閲覧数や商品の購入数などを簡単に測定できます。
効果測定が簡単にできれば、広告配信の改善策へと活かすことができ、PDCAを回しながら検証・改善を繰り返せるでしょう。
費用対効果が最大になるよう、Web広告のよりよい施策を検討できます。
短期間で効果が出やすい
Web広告は、ほかの手法と比べて短期間で効果を出すことが可能です。
マス広告や屋外広告では、実際に広告を表に出してから商品・サービスが売れるまでに時間がかかります。
また、Web上のSEOやLPOといった方法で集客を試みても、実際にユーザーの目に入るまでには数ヵ月もの時間がかかる場合がほとんど。
しかしWeb広告であれば、出稿してすぐに設定したターゲットの画面に表示することが可能です。
適切な広告媒体を用いて、適切なターゲティングを行えば、非常に効率のよいマーケティング対策ができるでしょう。
広告配信の途中で内容や予算を変更できる
Web広告では、広告を出稿している途中でも、広告のデザインやコピー、キーワードや予算を変更できます。
マス広告では、一度出稿した広告を途中で変更するのはほぼ不可能です。
一方のWeb広告であれば、データ解析を踏まえていつでも改善を繰り返すことができます。
「広告のデザインを変えてみよう」「予算をもう少し増やしてみよう」といった具体的な改善案をその場で実行できるでしょう。
また、広告予算も変更できるので、効果が見えたときには予算を増やし、効果が曖昧なときにはリスクヘッジとして予算を減らすなど、調節できるのもメリットです。
幅広いWeb広告のなかから適切なタイプを選べる
Web広告は、他の広告に比べて種類が豊富であるのが特徴です。
リスティング広告やSNS広告、動画広告など、多くのフォーマットが存在します。
そのため、ターゲットとなる層や宣伝したい商品・サービスの特徴を踏まえて、最適な広告タイプを選ぶことが可能です。
それぞれのタイプにメリット・デメリットがあるため、商品との相性を見極めながら決める必要があるでしょう。
Web広告導入のデメリット
効果的なWeb広告配信を行う上で、デメリットを把握しておくことも大切です。
ここでは、Web広告を導入するデメリットを紹介します。
各広告媒体の特徴を理解しないと期待する効果が得られない
一口にWeb広告といっても、広告の媒体は数多く存在します。
媒体によって使用するユーザーや効果的なシーンなどが異なるため、媒体それぞれの特徴を理解しなければなりません。
例えば「最近人気な広告だから、自社でもこの広告枠で出稿しよう」と考えても、うまくいかない場合がほとんど。
PRする商品やサービスと広告の出稿先との相性がよいかを確認しましょう。
多くの企業で人気のWeb広告だとしても、運用方法や出稿先を間違えれば効果が得られないということを覚えておいてください。
ABテストなどPDCAを回し続け効果検証が必要である
Web広告は、ただ広告を配信して終わりではありません。
運用を開始した後もABテストなどの実施を繰り返し、広告の効果検証をする必要があります。
その上で、まずはアクセス解析ツールやABテストツールなど使いこなせるスキルが不可欠でしょう。
ツールをうまく活用できてこそ、初めて効果検証を実施できます。
またWeb広告は、市場の動きやトレンドにより、今までうまくいっていた施策が急に効果がなくなってしまうケースも少なくありません。
そのため、日々アクセスデータに向き合いながら、よりよい広告施策を見つけるためにPDCAを回し続ける根気強さも求められるでしょう。
分析力が必要
効果的なWeb広告運用をするには、多角的な分析力が求められます。
Web広告運用者は、解析ツールのデータを元に「なぜ広告がクリックされないのか」「広告はクリックされるが、商品購入まではつながらない理由は何か」などを分析します。
このときに、あらゆる観点から考える分析力を備えていなければ、仮説を立てて次の広告運用策につなげることができないでしょう。
このようにWeb広告運用には、数値・データに基づいて多角的に分析するというハイレベルな能力が求められます。
気になる!Web広告の課金方式について
Web広告は、課金方式の種類もさまざまです。
ここからは、Web広告における課金方式の7パターンを紹介します。
インプレッション課金型
インプレッション課金型は、ユーザーの画面上に広告が表示された回数だけ料金がかかる課金方式です。
基本的には、広告が1,000回表示されるごとに課金されます。
インプレッション課金では、表示回数が最大になるように配信されるので、数多くのユーザーに広告を見てもらえるでしょう。
しかし、ただ広告が表示されるだけでコンバージョンにつながる保証はないので、広告作成には工夫が求められます。
クリック課金型
クリック課金型は、ユーザーが広告をクリックした回数で料金が決まる課金方式です。
広告が表示されただけでは費用は一切かからず、ユーザーが広告に興味を持ってクリックしたときに初めて料金が発生します。
クリック課金型は、クリック数が最大になるよう、コンバージョンにつながりやすいユーザーに絞って広告を掲載できるのが良さです。
しかし、クリック単価はキーワードによって異なるため、人気の高いキーワードで広告を表示させる場合に単価が高くなる可能性があります。
動画視聴課金型
動画視聴課金型は、動画広告が再生された回数によって金額が決まる課金方式です。
数秒だけ配信されただけでは費用がかからない仕組みになっており、何秒から1回の視聴としてカウントされるのかは広告の種類によって異なります。
例えば、YouTubeでは30秒以上の視聴、Facebookでは10秒以上の視聴で費用が発生します。
インプレッション(表示回数)保証型
インプレッション保証型は、あらかじめ表示回数を設定し、その回数に達するまで広告配信が保証されるという方式です。
契約期間までに広告の表示回数が満たなかった場合は、広告の配信期間を延長します。
期間保証型
期間保証型は、広告配信が保証された期間に応じて料金が決まる課金方式です。
契約した期間の長さによって金額が変動し、配信期間の表示回数やクリック数が少なかったとしても一定の料金を支払います。
成果報酬型
成果報酬型は、最終的なコンバージョン(商品・サービスの購入やお問い合わせなど)が発生した数によって費用が決まる課金方式です。
実際のコンバージョンにつながるまでは、無料で広告の掲載を続けられます。
配信数型
広告が配信された回数に応じて料金が決まる課金方式です。
動画広告の再生時間に関わらず、少しでも広告ユーザーに配信された時点で料金がかかります。
Web広告12種類を徹底解説!特徴や費用もお届け
Web広告運用で扱う広告タイプは、紹介する商品やターゲット層によって使い分けが必要です。
そのため、広告プロダクトごとの特徴を知った上で、適切な広告媒体を選ぶことが求められます。
ここからは、Web広告12種類の特徴やメリット、課金方式を1つずつ詳しく解説します。
純広告
純広告とは、あらかじめ広告掲載枠を買い、掲載期間によって費用が決まる広告のことです。
表示回数やクリック数によって金額が決まる、リスティング広告と対比されます。
純広告として掲載することで、Webメディアの特定の場所に固定、またはほかの広告と交互に配信できます。
そのため、まだ商品を知らない潜在層にまで広告を届けられるというメリットも特徴です。
しかし、掲載先と商品との相性を見誤ると、ただ高い広告費用がかかるだけとなってしまうため、注意が必要です。
【純広告のまとめ】
概要 | 広告掲載枠を買い、掲載期間によって費用が決まる広告タイプ |
メリット | 特定の広告枠のなかで確実に掲載でき、商品を知らない潜在層にまで広告を配信できる |
課金方法 | 期間保証型 |
リスティング広告
リスティング広告とは、ユーザーが検索したワードに連動して検索エンジン(GoogleやYahoo!など)に表示される広告のことです。
「検索連動型広告」とも呼ばれており、検索エンジンの上部や横に「広告」と表記され、テキストとして掲載されます。
リスティング広告は、検索結果に表示されただけでは費用は発生せず、ユーザーが広告をクリックしたときに初めて費用が発生するクリック課金型です。
リスティング広告のポイントは、確実に検索の上位に表示できるため、特定のキーワードを検索した人の目に入りやすいところ。
興味を持って検索したユーザーへ直接アプローチできるため、広告のクリックやコンバージョンにつながりやすいメリットがあります。
また、広告出稿後すぐに上位表示でき、即効性がある点も魅力でしょう。
リスティング広告の運用では、広告キーワードの見直しや解析ツールを用いたアクセス解析などを行い、費用対効果が高くなるよう日々施策を練ることが大切です。
【リスティング広告のまとめ】
概要 | 検索エンジンにユーザーが検索したワードと連動して掲載される広告 |
メリット | 興味を持って検索した顕在層にアプローチでき、クリックやコンバージョンにつながりやすい |
課金方法 | クリック課金型 |
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリなどの上部や文章の間に用意された広告枠に、画像や動画などで表示させる広告のことです。
「コンテンツ連動型広告」とも言われ、ユーザーが閲覧しているコンテンツや使用しているアプリによって掲載される広告内容が変わります。
リスティング広告と異なる点は、画像や動画を使って視覚的に訴えることができ、まだ商品・サービスの存在を知らない人たちにも配信できるところ。
ディスプレイ広告の定番は、GDN(Google ディスプレイネットワーク)とYDA(Yahoo!広告 ディスプレイ広告)の2種類です。
媒体によって、配信されるサイトやターゲティングの方法が異なるため、商品・サービスとの相性を考慮しながら出稿先を決める必要があります。
【ディスプレイ広告のまとめ】
概要 | Webサイトやアプリに用意された広告枠に、画像や動画で表示させる広告 |
メリット | 画像や動画を使って視覚的に訴えかけられ、まだ商品・サービスの存在を知らない人たちにリーチできる |
課金方法 | クリック課金型・インプレッション課金型 |
リターゲティング広告
リターゲティング広告とは、ユーザーが過去に訪れたサイトや商品購入ページを繰り返し表示させる広告のことです。
特に、ECサイトなどで頻繁に使われていて、ユーザーがほかのサイトを閲覧しているときに、過去に見た商品・サービスの広告を見せることで、購買意欲を刺激する仕組みです。
リターゲティング広告は、実際に検索をして購入ページまで進んだような、商品に関心のある人にピンポイントで広告を流すため、成約率が高いのがメリット。
しかし、同じ広告をしつこく配信するとユーザーに嫌がられてしまう恐れもあるため、配信の頻度やタイミングを見極めて掲載する必要があるでしょう。
【リターゲティング広告のまとめ】
特徴 | 過去に訪れたサイトや商品購入ページを繰り返し表示させる広告 |
メリット | 実際に検索をした購買意欲のある人だけにピンポイントで広告を流せる |
課金方法 | クリック課金型・インプレッション課金型 |
記事広告
記事広告は、広告主以外の個人・企業が所有するWebサイト上に、PR記事を掲載する広告です。
媒体社と広告主が連携して制作するため、「タイアップ広告」と呼ばれることもあります。
記事広告は、広告主ではなく第三者からその商品をPRする形になるため、ユーザーが「無理やり商品を勧められた」と嫌悪感を抱くことが少なくなります。
また、自社サービスの知名度が低くても、掲載先であるWebサイトのドメインパワーや知名度を借りて、商品の売り上げに繋げられる点もメリットでしょう。
【記事広告のまとめ】
概要 | 広告主以外の個人・企業が所有するWebサイト上に、PR記事を掲載する広告 |
メリット | 掲載先のWebサイトのドメインパワーや知名度を借りて、商品をPRできる |
課金方法 | クリック課金型 |
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、アフィリエイターが所有するWebサイトやSNSに掲載してもらう広告のことです。
アフィリエイト広告を出稿するときには、まずASP(Affiliate Service Provider)に登録し、アフィリエイターと広告を出したい企業が繋がります。
そして、アフィリエイターが紹介した記事から商品購入が発生したら、料金を支払うという仕組みです。
アフィリエイト広告は成果報酬型であるため、商品を紹介してもらうだけでは報酬が発生しない点がメリット。
しかし、自社商品を紹介してくれるかどうかはアフィリエイター次第であるため、大きく成果につながる場合もあれば、なかなか紹介されにくいケースもあります。
【アフィリエイト広告のまとめ】
概要 | アフィリエイターが所有するWebサイトやSNSに掲載してもらう広告 |
メリット | 費用対効果が高い |
課金方法 | 成果報酬型 |
動画広告
動画広告は、名前の通り「動画」を使った広告の全般を指します。
動画広告の良さは、視覚と聴覚で多くの情報を伝えられる点です。
動画を通して商品をPRすることで、商品購入後のベネフィットやストーリーを理解しやすいでしょう。
また近年は、動画を視聴する人が増加し動画市場が急速に伸びている点も、動画広告の追い風となっています。
インターネットの動画広告は、大きく分けて「インストリーム広告」「アウトストリーム広告」の2種類。
インストリーム広告は、視聴している動画の前後や合間に流される動画広告のことを言います。
一方のアウトストリーム広告は、アプリ内に表示されるバナーやSNS・記事のフィードなど、ユーザーが視聴する動画とは違う場所に表示される動画広告のことです。
動画広告のメリットを活かして、目に止まりやすい広告を制作する必要があります。
【動画広告のまとめ】
概要 | 動画を使った広告の全般 |
メリット | 商品を購入したときのベネフィットやストーリーを視覚と聴覚で感じてもらえる |
課金方法 | 動画視聴課金型・配信数型 |
メール広告
メール広告とは、電子メールを使った広告手法です。
メール広告には、メルマガに広告文やURLを貼り付けるものと、ユーザーの好みに合わせた広告メールを配信するものの2種類があります。
メール広告は、ほかのWeb広告施策に比べて入稿から配信までの期間が短く、手間がかからないことが魅力です。
また、急なキャンペーンやセールがあっても、即座にメールを準備して配信できる点もメリットでしょう。
しかし、メールがそもそも開封されない場合や、最後まで読まれない場合も少なくないので、誰にどのような広告を配信するかを吟味する必要があります。
【メール広告のまとめ】
特徴 | 電子メールを使った広告 |
メリット | ほかのWeb広告出稿に比べて配信までの期間が短く、手間がかからない |
課金方法 | クリック課金型 |
音声広告
音声広告とは、音声メディアや音声プラットフォームに掲載する広告を指します。
音声配信サービスやワイヤレスイヤホンの普及によって、音声を聞く人が増加していることから、近年注目が高まっている広告媒体です。
特に最近は、Spotifyなど音楽のストリーミング配信や、ポッドキャストなどのラジオ音声メディアへの音声広告に関心が集まっています。
広告の長さは15〜60秒ほどで、音声の前後や合間に広告が流れます。
音声広告のメリットは、ほとんどの人が聞き流しで聞いているため、スキップされることなく最後まで聞いてもらいやすいところ。
しかし、音声は実際に商品購入までの案内が難しいというデメリットもあるため、配信する際には工夫が求められるでしょう。
【音声広告のまとめ】
特徴 | 音声メディアや音声プラットフォームに掲載する音声広告 |
メリット | スキップされることなく最後まで音声広告を聞いてもらえる |
課金方法 | 配信数型 |
リワード広告
リワード広告とは、商品の購入やアンケートの回答、アプリのダウンロードなどの成果が発生すると、ユーザーに報酬やポイントが入る仕組みの広告です。
特にアプリのダウンロードではよく使用され、短期間で一気にユーザーを増やすことができます。
リワード広告では、実際に行動を起こしたユーザーに嬉しいメリット(ポイントがもらえる、クーポンがもらえるなど)が用意されているので、コンバージョンに繋がりやすいのがポイント。
しかし、報酬目当てだけで行動する人も多いため、その後のアプリの使用をいかに継続させるかが重要になるでしょう。
【リワード広告のまとめ】
特徴 | アプリのダウンロードなど条件を満たしたユーザーに、報酬やポイントが入る広告 |
メリット | コンバージョンにつながりやすい |
課金方法 | 成果報酬型 |
SNS広告
SNS広告とは、Twitter・Facebook・InstagramなどのSNS上に掲載される広告のことです。
近年はSNSの利用者数が年々増加していることから、さらに注目度が高まっています。
SNS広告のメリットは、年齢や趣味などの細かなターゲティングをした上で、あらゆる人に広告を届けられるところ。
さらに、ほかの広告媒体と比べて広告費が安い(Instagram広告の場合、1日約100円から掲載できる)という点も魅力でしょう。
SNS広告を出稿する場合は、各種SNSの利用者層・属性や、ターゲットの特徴を考慮して、出稿するSNSや掲載する内容を吟味する必要があります。
また「ユーザーが広告を拡散しやすいか」も意識しつつ、広告の内容を考えることが大切です。
【SNS広告のまとめ】
特徴 | Twitter・Facebook・InstagramなどのSNS上に掲載される広告 |
メリット | ターゲットを細かく絞って広告配信ができ、ユーザーから拡散されやすい |
課金方法 | クリック課金型 |
インフルエンサー広告
インフルエンサー広告とは、知名度のあるインフルエンサーに商品やサービスを紹介してもらい、自社の商品・サービスの売り上げにつなげる広告手法です。
近年、Web広告の増加が原因で、あからさまなPR広告に対して不快感・不信感を抱く人が増えていることが課題視されていました。
しかし、この課題を解決できるのがインフルエンサー広告です。
ユーザーは、インフルエンサーが勧める商品を信頼する動きが見られ、これを活用してマーケティングを行う企業が増加しました。
インフルエンサーは基本的にユーザーが喜ぶコンテンツを発信するため、インフルエンサーのニーズとPRしたい商品の内容が重なったら、広告配信の大きな効果が期待できるでしょう。
また、インフルエンサー広告は一般的な広告と比べて費用が抑えられ、コストパフォーマンスが良いマーケティング手法であることもメリットです。
【インフルエンサー広告のまとめ】
特徴 | 知名度のあるインフルエンサーに商品やサービスを紹介してもらう広告手法 |
メリット | 信頼のあるインフルエンサーに紹介してもらうことで、大幅な商品購入が期待できる |
課金方法 | インフルエンサーの知名度や、企業の設定額によって決まる |
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